運転中は人(特に子供)を轢きたくなり、包丁を持つと自分や何かの肉を刺したくなり、階段を歩くと落ちたくなったり人を落としたくなったりします。
いつか誰かを傷つけそうでとても怖いです・・・・
両親の極端な愛憎行為により、自傷行為で快楽を得る不安定な幼少時期をすごしましたが、結婚生活が私に安定した日々をもたらしてくれました。
ところが、幼少の頃から上記のようなサディスティックな強迫観念がありましたが、最近、また強くなり、ひどいときには自分が怖くなって、歩けなくなり、その場でしゃがみこむこともあります。また、最近は夫に怒りを爆発させ、日ごろの自分とは思えないような言葉使いで罵倒した後、笑顔で別の話しをする自分がキモチ悪いです。
結婚も仕事も満足しているし、趣味もある。孤独を好みますが、対人関係は対面を整えることはできています。ただ、良くも悪くも刺激を求めたがる性質のようです。
「家族のためにそのような考えはやめよう」と思うたびに、自分の中の「悪」が出てきて、シニカルになって自嘲してしまいます。
「怖い」と思えるだけマシになったとは思うのですが、このような性質には、どのように自分を止めればいいか・・・何かココロの支えになるようなご回答をいただければ幸いです。
ちび牛さん ( 石川県 / 女性 / 36歳 )
回答:1件
長江 信和
心理カウンセラー
1
【止めないこと】
誰かを車でひきたくなったり、刃物でご自分を傷つけたくなったり、階段で落ちたくなったり、他人を落としたくなったり・・・。ちび牛さんは、こうした考えが「異常」なものと考えていらっしゃるのではないでしょうか?実は、私たちの多くは、殺人や窃盗、自傷行為、みだらな行為などのイメージ(強迫観念)を思い浮かべているというデータがあります。そうした考えを繰り返し思い浮かべること自体は、異常なことではないのです。
問題は、そうした考えを押さえつけようとすることです。健常な状態では、強迫観念が浮かんでも、そのまま放置することができますが、病的な状態では、そうした考えを避けようとしたり、消し去ろうとしたりします(思考抑圧と言います)。思考抑圧をすると、どのような結果になるでしょうか?普段から体験されているように、強迫観念の出現頻度や影響力が増すことになるのです。
「そのような考えはやめよう」とお考えになる必要はありません。ご自分の「悪」も、ご自分の大切な一部なのです。ありのままにご自分の精神状態を受け入れることができれば、そうした考えに煩わされることは、自然となくなっていくでしょう。不安定なご家庭に育ったとしても、現在のパートナーとの愛着関係のなかで、ゆっくりといやされていくはずです。
ただし、そうした考えが実際の行動に悪影響を及ぼすような場合には、専門的な援助が必要となるでしょう。苦しみが続くようでしたら場合には、遠慮なく、ご相談いただければ幸いです。
評価・お礼
ちび牛さん
ご回答いただきありがとうございます。
「止めないこと」なのですね。
自分の全てを受け入れることを心がけます。
先生にいただいた言葉はPOして持ち歩きます。
不安定な状態になりましたら、相談できる専門家が
いることを思い出します。
そのときは先生、よろしくお願いします。
丁寧にお答えいただき、本当にありがとうございます。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング