対象:住宅設計・構造
今全面リフォームを計画し来月工事が始まるという段階まできています。リフォームの最大の目的は素敵なキッチンにするということ。1つのキッチンメーカーのシステムキッチンが気に入り2つの業者に見積もりをとりました。1つ目の業者はキッチンの代金を工事費とは別に4割引としキャンペーンで食器洗い機はただというものでした。もう1つの業者は工事費込みで3割引としキャンペーンでシステムキッチンとおそろいのテーブルもしくは掃除機、ワインクーラーなどどれか選べるというものでした。同じメーカーながら担当者も違い後者のアイデアのほうがよかったので後者を提案した業者に全面リフォームをお願いし契約しました。何回も打ち合わせをし内装を決めていき、さあキャンペーンの品をどれにしようと話を業者に切り出したところ、かなりがんばってメーカーが割り引いてくれているのでキャンペーンについてはキッチンメーカーに言いにくいというのです。実はキャンペーンもかなり楽しみにしていたのでびっくりしました。契約時には何も業者のかたは言っていなかったのでこういうのってありなんでしょうか。割引にしても他の業者と比べても同じようなもので特別がんばってもらったとは感じないのですが。またどうしてもキャンペーンの品物がほしければ少し負担していただくことになるかもともいわれました。これっておかしくないでしょうか。専門家のご意見をおうかがいしたいのです。よろしくお願いします。
げんちゃんさん ( 東京都 / 女性 / 53歳 )
回答:2件
最近のリフォーム業者さんの特質
はじめまして
げんちゃんさんにとっては詐欺にあったようなご気分かと思います。
最近のリフォーム業者さんの特質として「パック価格」(商品と工事費込み価格)の表示をよく目にします。
一般的な見積もりは、工事費と商品の価格をそれぞれ載せますので定価かどうかわかりやすいですよね。
ちなみに文面からの憶測ですが、キャンペーン商品を用意するのはメーカーではなくリフォーム請負業者が普通だと思いませんか??
お客様のためにキッチンメーカーが掃除機などを用意するのは、あまり聞いたことがありません。。
まずは、契約書や約款をご確認され、業者さんでクレーム対応できないなら消費者センターなどでご相談されることをオススメいたします。
げんちゃんさんがご契約されたリフォーム業者さんが、よくある詐欺会社でないことをお祈りいたします。
評価・お礼
げんちゃんさん
ご回答ありがとうございます。はっきりとしたご意見をお聞きして気持ちがすっきりしました。ただリフォーム業者の方はいい人すぎてメーカーの方に遠慮があったのかもしれないのでもう一度納得のいく説明を伺おうと思っています。ありがとうございました。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
齋藤 進一が提供する商品・サービス
バリアフリー住宅(新築・リフォーム/リノベーション)のご相談
終の棲家としての「介護福祉住宅・障がい者住宅・車椅子住宅・高齢者住宅」の考え方をアドバイス致します。
本田 明
工務店
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キャンペーンというものの性格について
工事業者が使う「キャンペーン」とは、お客様を誘引する道具の一つの言葉でしかありません。
世の中にただの物があるでしょうか?
それは、そのものを作った方への冒涜でしかありません。
当り前のことですが、工事業者はそのキャンペーンの品物を、
いくばくかの費用をかけて仕入れています。
それを、全体の価格の中に添加して、「キャンペーン」商品と銘打ち
お客様の的幸心をくすぐっているのです。
そして、もう一つ「キャンペーン」の目的は、期間限定ということです。
それによって、「今買わないと損をする」感を植え付け
お客様の購入動機に火をつけているのです。
実際は、年がら年中「キャンペーン」期間中なのです。
貴殿が余程その業者と知り合い出ない限り
あなただけの限定割引、などあるわけがありません。
お客様みんなに「あなただけの限定だ」といって
自社に受注をしてもらうよう営業活動をしているのです。
本当に見ず知らずの誰もに「特別割引」をしていれば、
その会社は潰れてしまいます。
以上のことを前提として、今回の質問の場合
貴殿の質問で少し意味不明な部分が、
契約したあとに、打ち合わせをして工事内容を決めているという文章です。
契約とは、工事の内容とそれにかかる費用及び工事期間などをきちんと
両者で確認しあうことですので、その時点での「契約」は
真の意味での契約には当らないと思います。
まだ、工事には着手していないので、今の時点で工事をしないことは、
一方的な契約解除にはならないと思いますので、
質問の点について納得するまでは、工事をしてはならない、と工事会社に通告し、
正当な工事契約を結ぶべきだと思います。
そういう毅然とした態度に出れば、
もしかすれば多少価格面でも、歩み寄りもあるかも知れません。
本当に赤字になるような仕事なら、まともな業者は断ります。
ただ、工事価格に疑念を持っておられるのであれば、
建築設計事務所などの第三者に見てもらうしかありません。
補足
キッチンの総額がわかりませんので一概には言えませんが
内容のようなおまけ込みで、定価の4割引や3割引という価格は、
一般のキッチンメーカーの定価設定なら、
お買い得か、まあまあな部類の工事価格ではないかと思います。
ただ今回の場合は、キッチン以外の工事費がどのようになっているのかは、
判断がつきません。
定価による掛け率は、メーカーにより又その商品により様々です。
一般的には、そのメーカーの一番売っている商品系列の標準セットが、
最も掛け率が大きく、高級価格帯やオーダー品が多くなると、
掛け率が小さくなります。
私の少ない経験からいうと
タカラとトーヨーキッチン(トステムではありません)は、
定価設定があまり大きく値引きできるようにはなっていませんが、
その他のメーカーは総じて、
質問のような値引きが出来る定価設定になっているように感じます。
少しその他のことについても
メーカーが使う「キャンペーン」も、お客様を誘引する道具の一つのです。
しかし、キッチンメーカーがなどがキャンペーンを張る場合
1.決算期の業績を上げるため
2.新製品の広報周知のため
3.春・秋などの定期的なキャンペーン(自社ブランドの広報が目的)
4.工事業者とのタイアップキャンペーン
などは、多少実際に割引がある場合があります。
この場合、工事業者納入価格にして、
2%から多くても5%が実勢というところではないかと思います。
ハウスメーカーなどの、大幅値引き展示ハウス売ります、などの広告について
このような広告は、ハウスメーカーからすれば、
新たな顧客獲得の一つの手段でしかありません。
展示ハウスが、お客様の敷地にぴったり合うことなど、皆無で、
それを端緒としてそのハウスメーカーの営業活動が開始され、
展示ハウスではない住宅を買ってしまうことになります。
本文の方で
的幸心× → 射幸心○
知り合い出ない限り× → 知り合いでない限り○
評価・お礼
げんちゃんさん
キャンペーンが顧客獲得の手段だとわかりますがそれを実行しないことは問題だと思います。
げんちゃんさん
キャンペーン
2008/09/26 12:40早速のご回答ありがとうございます。キッチンの総額は大体350万ぐらいです。リフォーム全体としては1500万ぐらいです。はじめにショールームに行った時チラシを見せながら特定のシステムキッチンを一定の期間中に150万以上で契約注文するとキャンペーンで3つの品物のうちの1つをプレゼントとすると説明がありました。その商品もショールームに飾ってあってどれでもお選びくださいというものでした。その後なんどか打ち合わせをしレイアウトを決め見積もりを出していただき契約しました。契約後の打ち合わせの際もキッチンメーカーの担当の方はどれにしますかという態度でした。ところがリフォーム業者の方が後でキッチンメーカーの人にはがんばってもらっているからキャンペーンの件は言いにくいとおっしゃるのです。契約のときや見積もりのときはそういう話はありませんでした。キャンペーンに固執するわけではありませんがなんだかとても変だなと思うのです。キャンペーンって条件どおり契約しても話はなくなるものなんでしょうか。
なんか納得しかねています。もう一度ちゃんと説明を受けるしかないのでしょうね。
げんちゃんさん (東京都/53歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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