対象:住宅設計・構造
お世話になっております。初めて投稿させていただきます。
マンションの折り込み広告で「100年コンクリート」を謳っている会社がちらほら見受けられます。
この100年コンクリートの規定は、どこから来るものなのでしょうか。調べますと、「耐久設計基準強度が30N/mm2を持ったコンクリート」とありました。その他、水セメント比、かぶり厚さ、空気量、単位水量、スランプ、コンクリートの養生期間 等々といったものに規定はあるのでしょうか。
あと、もう一つあります。とあるモデルルームに行ったとき、その物件は、使用するコンクリートの耐久設計基準強度が27N/mm2の箇所があったのですが (モデルルームに置いてある閲覧用の設計図より)、その箇所は、施工会社の何らかの都合により30N/mm2のコンクリートで施工する予定なので、結果的にその物件は、100年コンクリートの仕様になる、と販売員から説明がありました。本当にそのようなことが言えるのでしょうか?そのように言えた場合、管理組合が所有することになる図書の中から証明できる書類として残るものなのでしょうか?なお、建設性能評価は、「劣化対策等級 3」を取得予定とのことでした。
以上よろしくお願いします。
なおみん。さん
回答:1件

本田 明
工務店
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100年コンクリートという言葉をはじめて聞きました
100年コンクリートという言葉をはじめてでした。
少しどういうものかと調べてみました。
日本地震情報研究会-粘り強く耐え続ける建物を造るには-第15回-100年コンクリート:
http://homepage2.nifty.com/quake/meka/meka22-15.html
あたりのページが、良くわかるように解説されていると思います。
100年コンクリート、というのはマンション業者の宣伝文句のようなもので、
詳細な技術的基準があるものではないようです。各業者の社内的な基準はあるとは思いますが。
簡単に言えば、300N/mm2のコンクリートを打ち、建設性能評価は、「劣化対策等級 3」を
取得できた建物を、そのマンション業者(他のマンション業者もほぼ同じ基準ではあると思いますが)
は、100年コンクリートのマンションと称している、ということだと思います。
マンションや分譲住宅の業者の広告には、高耐久だとか地震に安全丈夫な住宅などという、
色々なコメントが付いていますが、専門家から見れば、
建築基準法上しなければならないことをやっているに過ぎないようなものもあります。
貴殿は、コンクリートの技術的なことについてもかなりお詳しいようなので、
「100年コンクリート」などという言葉には惑わされず、
性能評価基準のランクや、業者の誠実な対応(技術的な疑問に対して丁寧に答えてくれること)
などを重点に、建物の安全性を評価されてはいかがでしょうか。
◎27N/mm2に関して(一般的、合理的推測でしかありません)
構造計算では、必要な強度のコンクリートを採用します。
高層建築物の最上階に近い部分や、高層棟に付属する1,2階建のエントランス部分などは、
そんなに、高強度のコンクリートは必要はありませんので、
30N/mm2のコンクートを打つ必然性がなかったのでそのように設計され、
設計図にはそのように記載されていた。ただそれが、
100年コンクリートを謳う仕様に満たないため、その部分も30N/mm2に変更したのではないか
と思います。
評価・お礼

なおみん。さん
ありがとうございました。
またご縁がありましたらよろしくお願いします。
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