対象:投資相談
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私は以前、ネット株をやっていましたが、近々積立で投資信託を始めるつもりです。
順序として、まずはキャッシュフローをもとに配分を計画し、
ポートフォリオを組むのだと理解してます。
また、インデックスファンドの中で、手数料の安いものを選ぶ予定です。
ですが、実際に購入した後、具体的にどうするのか、いまいちピンときません。
よく「長期でじっくり寝かせる」という言葉を見かけます。
「長期=余裕資金で気長に」というのは理解できますし
下がった時に売らずに耐えることも分かります。
でも、買った後は何もせずに放置というわけではないですよね?
具体的にはどうすればよいでしょうか?
ちなみに、自分で株をやっていた時は「下がったら買う」「上がったら売る」を基本に
購入後は、あらかじめ決めておいた利確ライン、損切りラインで
機械的に利確と損切りを行っていました。(上がれば損切りラインの切り上げ修正も)
投資信託の場合、損切りは必要ないと思いますが
やはり、ある程度の利確は必要なのでは?と思っています。
いくら長期とはいえ、上がった時にはある程度の利確をしなければ
後で下がって長期低迷した場合にはせっかくの利益が台無しだと思います。
この考えは「長期でじっくり寝かせる」と矛盾していますか?
リバランスのことを考えるなら、値上がりしているものを利確して
下がっているものを買い増しという感じになっていくのでしょうか?
ある程度は勉強したつもりですが、初心者なので分かっているようないないような
すっきりしない気分です。
間違った理解をしていればご指摘下さい。
なお、初心者にもできるだけ分かりやすい、
具体的なお答えをいただけないでしょうか?
勝手を言って申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。
wakabaさん ( 京都府 / 女性 / 25歳 )
回答:5件
じっくりと寝かせて殖やす!
はじめまして、FPの岩川です。
長期投資は、
安く買って高く売ることと考えがちですが、そのタイミングの見極めて難しく困難です。
サブプライムで、プロの運用機関もあれだけの損失を出すのですから、理解できると思います。
では、安値、高値を見極める方法の一つは、ポートフォリオと「にらめっこ」をすることです。
つまり、wakaba様が、おっしゃるようにポートフォリオの配分の変動によって、投資行動を決定することです。
市場に左右されずに、ある程度高い資産を利食い、安い資産を買うということになります。
ですから、保有中の利益を確定するには、このポートフォリオの基準配分との乖離が、利益確定水準と考えられます。
この資産配分の修正する基準が、利益確定につながることになります。
参考までに
大きい上昇局面は、極めて短期間に発生します。
また、この上昇期間を当て続けることは、極めて困難です。
つまり、この大きな上昇局面を逃がさないためにも、
「じっくりと寝かせて保有するのです」
すべての資産を売却し、利益を確定しても、そこが必ずしも高値とは限りません。
また、安く買える保障もありません。
投信の保有は、株式会社のオーナーになっています。
長期寝かせると、株式会社の配当も得ることになります。
平均収益率は、価格の値上がりだけでなく、この継続的な配当も
大きく影響します。
市場が下がっていても、じっくりと寝かせることには、大きな
意味があります。
市場の相場観、タイミングを排除した、資産形成プランが成功への近道です。
ただ、Wakaba様の質問を拝見すると、投資を正しく理解していると感じます。
あとは、実際に投資額を大きくなると、頭で考えていることと、実行後は、全く異なることがわかってきます。
投資は、商品が重要でなく、「投資先」が重要です。
不明なことがあれば、気軽にご質問ください。
評価・お礼
wakabaさん
ご回答ありがとうございます。
非常に分かりやすく、参考になりました。
(HPも拝見しました。理解しやすかったです)
実践できるよう頑張ります。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
ファンドをチェックしましょう
wakaba様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
インデックス運用のファンドを買う場合であっても、そのファンドの言っていること(運用方針)とやっていること(運用成果)を確認することが大切でしょう。
インデックス運用であれば、トラッキングエラー(説明はこちらでその良し悪しがわかります。
さらに、運用報告書など株式には存在しないものがあります。これはファンドの運用に関する情報がたくさん載ったものですから、これを確認します。
ファンドが余分なリスクを採っていないかどうかなどです。たとえば、債券ファンドでインデックス運用を謳いながら、インデックスには含まれていないような債券に投資しているのであれば要注意です。
仮に、現時点ではファンドの運用成果がインデックスとそれほど乖離していなくても、上記のような運用をしているのであれば、乖離が生じる可能性があります。これがファンド固有のリスクです。
もし、投資されているファンドがこのようなファンドだったら、損切りの対象になりますよね。
投資家がファンドに委託したことを、ファンドが忠実に守っているかチェックするのは投資家自身の作業です。
評価・お礼
wakabaさん
ご回答ありがとうございます。
ファンドチェックの視点からも考えてみます。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
ケースバイケースです。
wakaba様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
リバランスの基本的な考え方は、ご質問の文面の通りです。
あとは、税金や手数料のことも考慮すれば、積立配分を変えることで、リバランスを行っていく方法もありますよね。
ではどうやって、何を基準にリバランスを行っていくかですが、これは、ケースバイケースだと思います。
ご指摘にあった、
「順序として、まずはキャッシュフローをもとに配分を計画し、ポートフォリオを組む」
この部分が、やはり根幹になると思います。
最初に決めた設計図をもとに、目標に向けて、リバランスを行っていくことになります。
現状では、この設計図を作らずに、いきあたりばったりで運用をはじめて、右往左往してしまう方が多いように思うのですが、やはり、土台になる設計図がしっかりしていないと、短期的な価格変動で一喜一憂したり、高値や底値を当てにいって、外したり、といったことになりがちです。
「初心者にもできるだけ分かりやすい、具体的なお答え」には、なっていないかもしれませんが、ご参考にしていただけると、幸いです。
評価・お礼
wakabaさん
ご回答ありがとうございます。
計画を大事にしてみます。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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複利効果を期待しながら
はじめまして、wakabaさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
投資信託で株と違うのは、分配金を再投資する商品があるという事でしょう。また、分配金を出さずに運用している商品もあります。
これは、長期的に複利効果が期待できるので、投資信託は長期で保有しましょうという事です。
また、複利効果が大きくなるのは15年経過したあたりからですので、利確売りでや再購入で手数料を払うよりは良いでしょう。
リバランスは、利益が出たものを売って、運用が及ばないものや損失が出ているものを買うという考え方もありますが、投資の目標期間や目標額を決めてあり、他に運用資金がないようでしたら利確売りをされても良いですが、まだ運用資金に回せるものがあるのであれば利確売りは必要ないでしょう。
運用も積み立てでお考えですね。
株投資も同様ですが、積み立てをする事でドルコスト平均法が活用できます。
ドルコスト平均法は、コツコツ積み立てて行く事でドルコスト平均法のメリットが受けられるものです。
いつまでにどれくらいにするという事を考えておかれるのが良いでしょうね。
評価・お礼
wakabaさん
また拝見が遅くなって申し訳ありません。
おかげさまでよく理解できました。
初心者の質問に優しく丁寧にお答えいただきまして、どうもありがとうございました。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
資産配分とリバランスの考え方です
wakaba 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
株式での投資の場合、利益確定せずに長期保有を目的にされる投資家と、利益を確定した後に他の株式を購入、又は次の安値を狙う投資家のどちらもいらっしゃいますが、投資信託での資産形成、購入と長期保有が基本です。
投資信託(インデックス・ファンド)での資産形成をお考えの場合、利益確定の考え方ではなく、資産バランスの修正・リバランスを行うことになります。
。
例えば、1.当初の資産配分方針で購入⇒結果(配分方針から差が出ます)⇒資産配分方針の比率に戻す の繰り返し、又は2.当初の資産配分方針⇒結果⇒資産配分の見直し⇒新しい資産配分の比率に組み替える、になります。
例えば当初方針を変更せずにリバランスするパターン
当初購入 1年後 リバランスa リバランスb
日本債券 25% 30% 25%(5%分売却) (そのまま)
日本株式 25% 15% 25%(10%分購入) (日本債券と同額まで購入)
外国債券 25% 30% 25%(5%分売却) (そのまま)
外国株式 25% 25% 25%(そのまま) (外国債券と同額まで購入)
なお、リバランスは頻繁に行うのではなく、当初の方針との差が5%程度になった場合に行われることが望ましいと考えています(頻繁な売買はコストが高まります)
また、ある特定のテーマでアクティブ・ファンドを購入される場合は、そのテーマの目論見が外れた場合、そのテーマの優位性がなくなった際には売却が優先されます。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。そして現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
以上 参考になれば幸いです
評価・お礼
wakabaさん
具体例をあげていただき、とても分かりやすかったです。
ご回答ありがとうございました。
wakabaさん
値動きのあるものの複利とは?
2008/09/06 01:49ご回答ありがとうございます。
まさに、複利のことも聞きたく思っていました。
単利と複利のちがいはもちろん理解しており、
「100万円を年利10%の運用ができたとして、100万→110万→121万→…」
というような例はよく理解できます。
でも、資金に値動きがあるものの、複利のイメージがわかないんです…。
値動きがある以上、下がってしまう年も当然あり、
毎年コンスタントな利益というわけではないでしょうし、
基準価格が下がっていれば複利も何もないような気がして理解できないんです。。
分配金再投資で口数が増える複利は目に見えて理解しやすいですが…。
基準価格×口数が評価価格なんですよね?
その基準価格が値動きする以上、複利って具体的にはどういうことなんでしょうか?
例えば、値下がりしていても複利効果はあるのでしょうか?
よくわかってなくて、うまく質問できなくてすみません…。
聞きたいこと、伝わりますでしょうか?
wakabaさん (京都府/25歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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