揺れる重量鉄骨３階建て

アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。

ご質問の件ですが、ハウスメーカーであれば地盤調査をして基礎の仕様を決めると思います。地盤補強工事が必要であれば、鋼管杭や柱状改良などの工事をするはずです。
で、布基礎でOKであれば、それなりの地耐力はあるということでしょう。

ただ、車の振動や電車の振動はどう伝わるかはわかり難いもので、工事前にそうした振動調査を行う会社もあります。その調査により設計対応をすることになりますね。

また、構造的にもある程度は揺れてもたせるというものもありますので、現在の揺れ具合がどの程度か確認すべきかと思われます。


騒音や振動の問題は、高架式の鉄道沿いや高速道路等幹線道路沿いではやむを得ないところもあります。

完成後の対処としては、制振装置を最上階の天井や屋根に取り付けて揺れを軽減することになるかと思います。
建物の保証関係もありますので、施工ハウスメーカーに相談されることをお勧めします。


以上、ご参考になれば幸いです。

詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。


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はじめまして

住んでから初めて気づくことって案外多いもので、一度気になりだすと落ち着かないですよね。。

電車の振動以外にも、「大幹線道路沿いの家」「空港近くの家」なども不定期な振動騒音で具合が悪くなられる方もいらっしゃいます。

振動騒音を感じる際、3つのルートがあると思います。

**1.車両通行などの振動による''床のゆれ''

**2.車両から発する「低周波」による''身体への影響''

**3.振動・低周波から生じる2次的振動(窓ガラスや食器棚の音など)


躯体自体を今から振動しないようにすることは難しいので、室内環境を変えてみるなど(じゅうたんを敷いたり、家具の足元に防振ゴムをはさむなど)するか、できれば窓サッシを二重窓で遮音すると電車通過自体が気にならなくなるので、振動も軽減したように感じます。

しかし、これらの処置はお金がかかりますのでよくご検討されることをオススメいたします。


ご参考まで


やすらぎ介護福祉設計 斎藤

おそらくハウスメーカーは音に対して対策を講じていると思いますが、振動までは考えてなかったのではないでしょうか。

考えていたとすれば、必ず説明があったと思います。鉄骨構造は地震、火災、耐久年数には優れていますが、振動には最も弱いのです。弱いというのは構造的には強いのですが、揺れにたいしてはRC構造よりずっと弱いといってもいいでしょう。

揺れ対策として、柱のスパンの問題や基礎も布基礎でよかったのか、議論が分かれるところでしょう。

また建てる側も重量鉄骨なら振動は防げると言う、思い込みもあったのではないでしょうか。


分からないところがあれば、事務所までご連絡下さい。 横山彰人

交通振動の障害の話が多いのに驚いています。設計者がほんの少し五感を研ぎ澄まして、
建物が建つ場所（現地）に立つことで防げたケースです。ハウスメーカー（ＨＭ）の設計者は現地に立つ事もなく机の上で仕事をしたのでしょう。これこそＨＭが内蔵している最大の欠陥だと思います。さて原因ですが、電車の線路も当該の敷地も地盤の弱い（軟らかい）所にあるからです。対策は現存の布基礎に新しい基礎を付加させる事です。それにより地盤と基礎とで「重り」を構築し、揺れ（振動）に抵抗させるのです。
以上です。 ２０１４．５．１６ 中舎重之