蓄熱式暖房器と床暖房

はじめまして、建築家の八納です。
蓄熱暖房機ですが、私はよく活用しますよ。

蓄熱式の暖房機は、夜間電力を使用しながら暖房機の中の蓄熱体(レンガのようなもの)
を温め、放熱させるものが多いですね。

築熱暖房機は部屋の空気自体を温めますから、一律に暖かくなりやすいと
思いますよ。機械自体を部屋の中に置くパターンと1階の床下にいれるパターンなど
私の場合は使い分けています。

家の断熱性能にもよりますが、私の実績では朝は15度くらいに保てますよ。
実際我が家でも使っています。

参考になりましたら

八納啓造 拝

はじめまして。古未来工房の藤倉です。

蓄熱式暖房器も床暖房も共通して輻射熱で室内の温度差を無くし、満遍なく暖める点では
大変体に優しい暖房設備です。

そのどちらが良いかということですが、床暖房にもタイマー付のものもあり、朝起きる
時間の1〜2時間ほど前から設定しておかれますとほんのりと暖かな空気に包まれます。
冬の朝も大変助かります。

「どの部屋にいても温かい」が御希望ですと、蓄熱式暖房器の小型で薄型タイプ(奥行き15センチ、高さ450センチ、巾50センチ)を各個室に、LDKのような比較的大きな空間には通常の大きさ(約奥行き30cm、高さ65センチ巾60センチから1m)(いずれも
メーカーによってサイズは色々あります。)のものを設置されると良いかと存じます。
ただし、蓄熱式暖房機器は固定式になりますので、夏場も機器が空間にそのままある状態になります。(薄型で5万円程度、大きいもので、30万円以上)

床暖房も熱源は色々とございますが、蓄熱式のものもありますし、同じ考え方で設置面積を計画できます。蓄熱式の床暖房ですと、ランニングコストは蓄熱式暖房器とほぼ変わらない程度です。初期設置コストにつては床の施工等もある床暖房のほうが少々お高めです。

快適性は両者とも輻射熱で陽だまりのような温かさになります。

いつれにしても現在設計していただいている建築家の方とよく御相談、検討をなさって
是非快適なお住まいをお造りくださいませ。

「いつも暖かいどの部屋にいっても暖かいを目指したい」を考える

まず例え話をひとつ
車を速く走らせるためには
1,大きなエンジンを積む
2,車体を軽くする
みなさんならどちらを先に選びますか
ガソリンが高いので、大きなエンジンを積むと
ランニングコストが高くなりますよね
だから、まずは、不要な荷物を下ろして、車を軽くしましょう

住宅の暖房もこれとおなじです
重さに相当するのが、断熱と気密です
推奨基準として「次世代省エネ基準」が国から示されています
(平成12年)
まず、この基準をクリアする高断熱高気密性能を住宅に備えましょう

次に換気です
快適に健康に暮らすために
必要な場所に必要な量の計画的換気システムを装備しましょう
風に頼っていては、寒いだけです

それからようやく暖房を考えます

裸足で生活する日本の住まいには、高温の床暖房が不向きです
(靴を履いて生活する欧米では高温の床暖房が可能ですが・・・)
素足なので、快適なのは低温(表面温度25度以下)の床暖房ですが
これでは、住宅全体の暖房能力には不足します

床暖房は補助暖房と考えて、主力の暖房を蓄熱暖房などを考えると良いでしょう
この場合も、適切な機種選定がポイントです
断熱・気密性能と換気量から必要な暖房機を選定することが
省エネ快適になります

車体の重さを考えてエンジンを選ぶのと同じ事なのです

こんにちは。
タジェールの中村です。

''蓄熱式暖房機''と称して最近出ている
暖房機はその''機械の中の築熱体=ブロックなどを''
''暖めてその輻射熱を利用している?''かと思います。

24時間どの部屋も暖かい全館暖房を
検討されるのなら

24時間あたたかい
のコラムでも紹介しております
''建物全体を暖める''
''=建物のコンクリートを蓄熱体とする''
方法もあります。

既に構造体も決まっていて
難しいかも知れませんが、
''木造でもコンクリート基礎を'''
''利用する''方法もあります。

又、床暖房でも朝方を暖める設計もあります。
どうぞご相談下さい。

中村 雅子