壁紙の色について

こんにちは、ホームデザインの久住です。一般的に、ブルーは眠りに誘う色、心を落ち着かせる色といわれ、寝室に向く色といわれています。しかし、ブルーは心にも体にも冷たさを感じさせる色なので、私としては、壁など広い面積で使われることはあまりお勧めしていません。

お勧めは、青と緑の中間より青みがつよい「ターコイズ・ブルー」と、青と緑の中間の色「ターコイズ・グリーン」。アイボリーやベージュの反対に位置する色なので、ベッドやキャビネットの木の色やリネンとのコントラストも美しく、おしゃれなベッドルームになります。さわやかなターコイズの色に抵抗がおありでしたら、それぞれの色の淡いトーンや、グレーがかった柔らかいトーンの壁紙を選ばれてはいかがでしょうか。

他には、リラックスできる色として、べージュもお勧め。べージュにも明るいアイボリーからブラウンに近い濃い目の色まで色幅がありますので、リビングのベージュと少しトーンを変えて選ばれると良いと思います。

こんにちは。白崎です。
注文住宅ということですので、既に設計事務所との打合せをされていて、セカンドオピニオンとして第三者の意見も聴きたいという意味ですよね。

今、設計事務所から見せてもらっている壁紙のサンプルはどのくらいの大きさでしょうか？
というのは、色の濃さなどは、なるべく大きなもので見ないと想像と違ってしまうことがあります。
1種類につき5センチ角ぐらいのものが納められている総合サンプルだと、とても危険です。
最低Ａ4サイズのサンプルで判断した方が良いでしょう。
特に柄の入っている物は要注意で、ショールームで人の背丈ぐらいのもので確認したいところです。

また、部屋に入ってくる自然光が十分でない場合は、なるべく明るい色を選んだ方が良いと思います。壁紙の明度で随分印象が変わります。
さらに、部屋の照明が蛍光灯なのか、白熱灯なのかでも壁紙の印象が随分変わります。
私の場合、その部屋で使うものと同じ種類の照明をあてて、その印象を確認してからお施主さんに推薦しています。

判断が難しい場合は、ご自分で品番までは指定せず、設計者にイメージを伝えて判断を委ねる、あるいは候補を幾つか挙げて話し合いの中で決めた方が間違いないと思います。

色を選ぶと言うのは、実はとても難しい作業なのです。

寝室は、個人差はありますが約６〜８時間無防備な状態になりますので、身体にはとても大きな影響を受けます。

心穏やかに寝るため、寝室の壁はシンプルなものをお薦めします。
カラーは暖色系の色合いで壁もカーテンもあまり模様のない落ち着いたものが良いでしょう。
淡いレモンイエローは免疫力を高めますし、淡いピンクは若返り効果があります。
もし、濃いアクセントカラーを出したい場合は、少ない量でポイントにするか、小物でつける方法があります。壁だけでなく、カーテンやベッドカバーとのコーディネートも楽しんでください。