対象:経営コンサルティング
弁護士や司法書士など、“士業”を営まれている方の多くが、顧問契約について言及されています。顧問契約は、企業にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?また、士業の側にもメリットはあるのでしょうか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
回答:4件
クライアントのことをしってもらうこと
顧問契約は、クライアントと顧問の間が密になることだと思います。クライアントの状況や環境、考え方などを把握した上で、アドバイス、コンサルティングが行えるというのが最大のメリットではないでしょうか。クライアントのメンバーの一員となって、顧問のスキル、ノウハウ、人脈、コネクションを利用するには、単発の契約ではなく顧問契約が最適です。
小生もIT顧問契約を行っていますが、クライアントの立場に立って、クライアント内の状況、環境、考え方などを把握した上で、業者管理を行ったり、提案を行ったり、クライアント内をリードしていますが、顧問契約でなければできないことだと思います。
顧問側にも、安定した契約になりますので、本腰を入れたコンサルティング、アドバイスが可能になります。
また、突発的な事故や事件が発生した場合、顧問契約でなければ迅速な対応は難しいものです。また、新しいことをはじめたい場合でも的確なアドバイスやコンサルティングが期待できます。
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顧問契約を結ぶメリット
私は経営コンサルタント(経済産業大臣登録 中小企業診断士)ですので、その立場から述べさせて戴きます。
顧問契約と言っても、現実には、
1.具体的なテーマを決めておく場合
あるいは、
2.大枠だけを決めておき、必要に応じて、テーマを決めておく場合
があります。今回の質問は、2の場合を想定されておられることを前提に、述べさせて戴きます。
(顧問契約をしていることによるメリット)
・人間性や能力などの点でも妥当性の高い人に、秘密性の高いことであっても、何時でも相談で きる。
・継続的に関与しているコンサルタントであれば、これまでの経緯や経営者の考え方等もよく分 る。手間も掛からず的確なアドバイスがもらえる。
・顧問料だとうまく使えば、毎月の料金はスポットの時間チャージよりも割安にすることも出来 る。
(顧問契約をしていることのデメリット)
・相談することが余り無い時には割高になる。
以上のことから、時々でも相談をしたいような方がいらっしゃるのであれば顧問契約(期間を設定するのが一般的)をされることをお勧めします。ただし、余り相談したいことが無い方の場合には、スポットの方が現実的であると思います。又、もっと大事なことは、「人間性、得意分野、能力そして、相性等で妥当性の高い人と如何にして出会うか」ということだと思います。
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田邉 康雄
経営コンサルタント
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田邉 康雄
経営コンサルタント
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サービス供給/受給双方に大きなメリットがあります。
当社、有限会社田辺コンサルタント・グループ私はサービス供給側として''顧問契約''を結んでいます。その一方でサービス受給側として''顧問契約''を結んでいます。この両面の経験から回答します。
―― サービス供給側
私が締結している契約は、「''顧問契約''」「業務委託契約」など名称はさまざまですが、いずれも民法上は「委任契約」です。内容は、一定期間中に合意した一定のサービスを提供するものです。
その供給サービスは、依頼者の指導監督の下に知的労働力を提供するものではありません。もしもそうであれば、これは名称の如何を問わず労働基準法の「労働契約」です。
サービス供給側のメリットは、仕事の平準化ができることです。一件ずつ見積書を提出して合意の上、受注するという手間が必要ではありません。そして供給内容に関して一貫性があり、受給側から大きく評価されます。
―― サービス受給側
藤間公認会計士税理士事務所と''顧問契約''を締結しています。これも民法上は「委任契約」です。受給内容は有限会社田辺コンサルタント・グループの管理会計と財務会計です。
サービス受給側のメリットは、単に管理会計・財務会計だけでなく、幅広く相談できることです。すでに「今個人事業です。会社にした方がよいのでしょうか?」の御質問に対する回答で紹介しましたが、社会保険労務士を抱えていますから、社会保険のことを相談します。
しかしそれにとどまりません。藤間事務所のネットワークを通じて、弁護士や弁理士を紹介してもらい、法律相談や特許出願に利用させてもらっています。
―― 以上回答したとおり、''顧問契約''は供給側と受給側にこんなおおきなメリットがあります。積極的に活用されることをお勧めします。繰り返しますがお互いにメリットがあります。
(現在のポイント:1pt)
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