対象:独立開業
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はじめまして、感情的な意見ではなく、ぜひプロの方のご意見を伺いたいと思いまして質問をさせていただきました。
私は今、社員5名ほど、アルバイト5名ほどの小規模な会社に勤めております。会社は8年ほど前に、20年間営業職についていた社長が、社長の奥様と二人で立ち上げました。もともとは社長の前職のコネクションを使った営業会社でしたが、徐々にスタッフを増やして、現在は商品企画や市場調査を主な事業としております。
弊社は従業員の定着率が低く、今年7年目になる30歳前の社員の方を除くと、全員がここ1年以内に入社をしております。私自身もまだ入社して1年弱です。というのも、社長がやや個性の強い人間で、自分とそりの合わない人間に対して非常に強い感情で当たってしまい、多くの従業員が精神的な不調から体を壊してやめていってしまったようです。
私自身も社長のパワハラのような接し方には正直参っており、しかし会社のサービス自体は競争力のあるものだと思っております。そこで、全員で会社を辞めて同じ事業で新しい会社を作れないかという話があがっております。
・同じ顧客に同じサービスを提供するとして、どのように説明するか。
・そもそもこのような経緯で会社を作ることが適切なのか。
現状上記の2つを課題として考えているのですが、この辺り、プロの方のお考えがいただければと思い、質問をさせていただきました。長文失礼しました。よろしくお願いします。
折さん ( 東京都 / 男性 / 24歳 )
回答:2件
社長以外のメンバーで同事業・顧客の会社を立ち上げる
折さん、こんにちは 参考になるか解りませんが折さんのご要望にお応え致します。
現在のビジネスと同じ業態を同じ顧客にサービスを提供する場合、多分同じ内容では折さんの方が不利になります。なぜならコネクションが社長の方が信頼関係で古いことと実績が有るからです。ですから折さんが同じサービスするのでなく例えば違がったアイデアを盛り込んだ物を提供するか、今まで以上のメリットサービス提供をされないと顧客は受け付けてくれないと思われます。第二として
そもそもこのような経緯で会社を作ることが適切なのか。の件ですが
折さんが今の業務に魅力を感じビジネスとして拡大を図れるか自信が有れば会社設立は問題無いと考えます。今は社長のキャラで仕事を取り込んでるように思えますので折さん独自のスタイリングを趣旨に起業されることです。本当ならば今までと違う顧客の開発をされ独自の顧客開発をお勧めいたします。一応今の会社に人情的な感情が有るならば同じ土俵よりもむしろ今以上のステージで活躍された方が良いと考えます。これからの会社は縦割りの組織でなくむしろ個人個人のキャラの見極めをしてモチべージョンの向上を図った経営者が勝ち組に成ります。頑張ってください。
評価・お礼
折さん
信頼関係を位置からやり直さなければならないことは確かに課題だと思います。会社内の人間関係がよくなり、仕事が効率的に進み、サービスの質が向上する…というのは無視のよい話だとは思いますが、目指さなければいけないですね。
社長のキャラも強烈で、これを失う以上は確かにそれに変わる何かを開発する必要もありますね。安易に考えてはいけなさそうですね。
松野様、ありがとうございました。
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後藤 義弘
社会保険労務士
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ご質問ありがとうございます
*● 回答のポイント
お話の計画の実行が、結果としてお勤めの会社に損害を与える可能性があり、実際に会社に損害を与える目的、利益を上げる目的を持った行為であると認定されると、民事責任(損害賠償請求・差止め請求など)だけでなく、場合によっては刑事上の責任(不正競争防止法違反)をも追及される危険をはらんでいるため、こうしたリスクを充分に踏まえた再検討が必要と思われます。
**● 解説
お話ではパワハラなど労使の問題が付帯状況としてあげられていますが、ここではひとまず主要テーマである新会社立上げの問題とは切離して回答させていただきます。
個別事情の詳細を伺えず一概には申し上げられませんが、お話を一見したところ、折さんのお考えのプランにはいくつかの法的危険が介在しています。 では、そのリスクについて見ていくことにしましょう。
まず、折さんご自身が今の会社を辞め、ご自身が会社で得た知識や経験人脈などを活かし独立し会社を立ち上げ事業を始める・・・ これはご自身の ''職業選択の自由'' ・ ''営業の自由'' から問題はないことはご存知かと思います。 (もっとも退職時にお勤めの会社との間に、一定の範囲で ''競業避止'' の特約を結んでいるような場合はこれに基く一定の拘束を受けることがありますが、今回のご質問ではこうした特約はないものとしてお話を進めます)
次に ''従業員'' (同僚) の一斉離職と新会社への移籍についてですが、ひとまず折さんがこの計画のイニシアティブをとる前提としましょう。
折さんが同僚に働きかけ、全員を折さんの会社に一斉に引き抜く行為は、もちろん同僚の方がそれぞれご自身の意思で移籍される以上、同じく同僚のみなさんの「職業選択の自由」から問題はなさそうに見えますが
補足
お勤めの会社側から見ると、この移籍によって一気に人がいなくなるわけで、事業運営上の影響は大きく、会社に損害が発生することが充分予測できます。
結果このような行為が ''誠実義務 (=会社の利益を不当に侵害してはならない)'' に違反するものとして、お勤めの会社から損害賠償を請求されることが考えられます。
次に ''顧客'' について。
(ここではご質問の 『 同じ顧客に同じサービスを提供する 』の箇所を「お勤めの会社の顧客情報を新会社に持ち出し使用し利益を上げる」行為 と解釈させていただきました。)
一般に会社の顧客情報や独自のノウハウなどは、会社の知的財産として考えられています。
そしてこれらを不正に持ち出し、自社の利益を得る目的、損害を与える目的が認められると、同じく民事上の責任を追求されるおそれもあります。
さらに、この顧客情報を含めた営業秘密が、''不正競争防止法'' で保護される要件を満たした重要な営業秘密にあたる場合、上の民事責任以外に、同法違反を根拠に ''刑事責任'' を問われることも考えられます。(もっともこの法律で保護される営業秘密の守備範囲は限定的なもので、すべての営業秘密が保護の対象になるわけではありません。 このあたりについては ''【関連コラム】 営業秘密に対するリスクマネジメント'' をご参照ください。)
以上お話を最悪に解釈した上一般論で考えられるリスクをあげてみました。
こうした双方の利益調整の問題は非常に複雑でデリケートな問題です。 個別の事情の詳細を伺えず一概に適法か違法かを判断できませんが、少なくとも相当の危険を伴った計画と思われます。
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評価・お礼
折さん
後藤様ありがとうございます。私たちの考えていたことを最悪の条件で解釈〜、とはいえ、社会保険労務士の先生にこのようにご指摘いただくと、考えが浅はかだったのかとも思えます。
とはいえ現状に甘んじ続けるということも考えたくはないですし、ご指摘いただいた法律あたりも再度検討しなおしたいと思います。相談してよかったと思いました、助かりました、ありがとうございます。
(現在のポイント:-pt)
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