対象:心の病気・カウンセリング
カテゴリーが違ったら申し訳ないです。
個人的な話ではありますが、私はブログを書くことが趣味です。
今日ふと疑問に思いました。文章化する際に、自分の考えよりも先にタイピングする手が動いて止まらなくなる。この現象は一体?
私自身は何も考えずに文字を打っているのですけど…。(考えずして文字は打てるのか?)
これとはまた別に、考えるよりも先に口が動くことも稀にあるのです。そんなこと考えていないのにって時もあります。
考えていない状態なのに口がペラペラと動くのです。謎です。これは一体どういった現象なのでしょうか?
n5さん ( 鹿児島県 / 女性 / 19歳 )
回答:1件
潜在意識のなせるわざではないでしょうか?
ちょっと自分でも不思議と言うか、びっくりされてしまうかも知れないですね。
潜在意識のなせるわざではないでしょうか?
「意識」と言うものにもレベルがあり、何層にも別れていると言われています。
主に心理学的に説明します。
顕在意識=今、自分は「このことを、こう考えている」と、考えている内容を自分でわかっていている状態を「意識している」と言いますが、この脳内で思考している段階のことです。
前意識=意識よりも頭の中では意識できないでいる事柄の事。もう少しで意識できる段階。
潜在意識=自分ではその内容のことを考えているとまったく自覚できないけれど、すでに頭の中にある考え、知識のこと。
例えば人は睡眠中「夢」を見ますが、その夢の内容は、その人の潜在意識を反映していると言われています。
わかり易く例えれば、夢にある友人が出てきたとします。普段の意識では、その友人はとても愛想が良く、良い友人と思っているのですが、夢の中ではあなたを危険な所に誘ってきたりします。
そのような場合、その友人は表面的な愛想の良さとは裏腹に、あなたを裏切るかもしれないような危険な存在であるある事を、潜在意識が夢を通してあなたに警告しているのかも知れないと解釈したりします。
意識として、理屈では説明できなくても、潜在意識はその友人を信用してはいけないと言うことを知っていると言えます。
現実に実はその友人は、普段から他の人の陰口などをあなたにする機会が多いからだったりするのですが、あなたはそのことを意識として「この人は信用できない人」と認識できていないのです。
人は普段の生活で、ほとんど自分がきちんと意識して考え、判断していると思っていますが、実際に意識して行動しているのはほんの30%位とも言われています。
そのように、意識できているのは氷山の一角であり、水面下の潜在意識の部分が非常に大きいのです。
n5さんのように、自分の考えよりも先にタイピングする手が動いて止まらなくなるような現象を意識として捉えられる事は珍しいとは思いますが、細かい日常に於いては意識しないでやっていることや、理屈で説明できないけれどやれている事と言うのは多いのです。
特にクリエイティブなことをされる方や、スポーツなどされる方は、こうした潜在意識を利用して活動する事が多いように思います。
小説家の方が、「登場人物が勝手に一人歩き始めた(自分がこう言う話にしようと思っていたのとは別のストーリーになった)」とか、
彫刻家が「木の中に仏様がいて、こう彫ってくれと言うのを、自分は何も考えずにその通り彫っただけ」とか言うのは、こうした潜在意識を活発にして芸術活動していると言えるかと思います。
きっとn5さんも、意識できていないだけで、ご自分の潜在意識の中に元々あるものを書かれておられるのだと思います。
それはすごい事なのではないかと思いますよ。
ただ、日常であまりにも意識とかけ離れた行動をするようになっては困った事や、危険な事もあるでしょう。もしその様な場合はまたご相談ください。
回答専門家
- 堀江 健一
- (東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
(現在のポイント:-pt)
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