対象:独立開業
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今年2014年7月に会社を退職しまして、来年2015年3月以降に開業届を提出する予定です。
開業後は青色申告にするつもりですが、今回の2015年3月の確定申告を、白色にすべきか青色にすべきか悩んでいます。
2014年中は、退職後は所得はありません。開業費は、青色申告にしたら計上したいと思っています。
下記、いくつかパターンを考えたのですが、どうすべきかアドバイスを頂けないでしょうか。
A)2015.3/15までに白色申告を提出 → 提出以降に開業し、2016年の確定申告は青色申告にする
B)2015.3/15までに、7月までの給与所得分のみで青色申告を提出 → 提出以降に開業
C)2015.3/15までには確定申告を出さず、3月に開業してから2ヶ月以内に青色申告を出す
3月の開業以降、事業所得は不定期にしか見込めません。黒字になれたとしても、なり過ぎないように開業費を賢く計上したいと思っています。一番調整しやすいのは(A)でしょうか・・? それとも(C)の方がメリットがあるのでしょうか。
アドバイス宜しくお願いいたします。
anbeeさん ( 東京都 / 女性 / 36歳 )
回答:1件
確定申告後の3月に開業し、青色申告提出が妥当です
2015年3月の確定申告と開業費の計上方法についてのご質問ですね。
まず、2015年3月の確定申告につきましては、7月までの給与所得分について確定申告することにより、納め過ぎた税金が戻ってくる場合があります。
7月で退職されますと、給与から源泉徴収された所得税の内、超過分が年末調整で精算されませんので、還付されません。また、生命保険や医療費、住宅ローンなどの控除があれば、それらも確定申告の際に所得から控除し調整することになりますので、ご確認のうえ、7月までの給与所得分で確定(白色)申告されることをお勧めいたします。
2014年中は退職後の所得が全くないのであれば、青色申告してもメリットはありません。2015.3/15までに7月までの給与所得分のみで確定申告し、3月に開業後、2ヶ月以内に青色申告を出すのが最も妥当でしょう。
また、開業費につきましては、開業の準備のために支出した費用ですので、開業時に費用ではなく繰延資産として計上し、任意の年度にわたって償却することができます。
開業費の償却の方法としては5年間(60ヶ月)で均等に償却していくか、任意のペースで償却していくか(任意償却)を選択することができます。
任意償却とすることで、例えば、開業1年目に利益が少なく開業3年目に高収益となった場合には、開業3年目に開業費を償却する事で節税効果を期待できます。
参考サイトとして、国税庁のHPをご案内します。
国税庁:償却期間経過後における開業費の任意償却
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/shotoku/04/08.htm
更により賢く節税したいとお考えでしたら、償却するタイミングや期間について、税理士などの専門家にご相談されることをお勧めいたします。
この他、開業費として認められる費用の種類や期間については、以下のサイトを参考にされるとよいでしょう。
http://allabout.co.jp/gm/gc/436677/
ご成功を心よりお祈りいたします。
評価・お礼
anbeeさん
2015/01/18 00:57ご丁寧に分かりやすく教えて頂き、ありがとうございます!
基本的なところで躓いておりましたが、理解できました。
また、開業費についても色々と教えて頂き、感謝いたします。
ご案内頂いたサイトも、参考にさせて頂きます。
回答専門家
- 小松 和弘
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ホットネット株式会社 代表取締役
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