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対象:新築工事・施工

ウッドデッキ・ベランダの材料について(梁部分)

住宅・不動産 新築工事・施工 2014/02/18 13:43

ウッドデッキとベランダについて、専門業者ではなく大工さんが施工されるため少し不安があります。
木造在来工法の総2階建てで新築し、本体部分は完成して居住開始しています。
これから建物の南面に、ウッドデッキとベランダを外付けのような形で設置する予定であり、サイズは奥行は1階が180cm、2階ベランダが135cmで幅は各約6~7メーター程となります。
使用する木材は全てベイヒバでキシラデコールを2度塗りとのことでしたが、施工前の段階でベランダの梁にあたる部分のみ米マツの無垢材(塗装はキシラデコールを3回塗る予定)を使うことになりました。(嫌ならこの太さの場合は集成材を使うしかないとも言っていましたが、建物内部の大きな集成梁にひびが発生したことなどから良い印象はありません。)
ベランダの床の枠にあたる部分の4辺のみ太い材料を使う必要があり、仮にベイヒバを用いるとしたら太い材料が無いため、柱などが細かくなり見た目が非常に悪くなるとのことでした。

米マツは「腐りやすい」などの情報もあり、また他方では「耐久性が高く、、、」などの記載もあります。屋内の梁には最適のようですが、屋外でベランダの材料としての使用は適当なのでしょうか。
また、毎年塗装の必要がありますか。およそ何年くらい安全に使用できるものなのでしょうか。
なお、基本的に全て木材での製作ですが、本体壁面に何箇所かボルトで固定するとのことです。(土間にコンクリート施工済み、同じ仕様で塀も造りますが、それぞれ一部補強には金属を使うと説明がありました。)

補足

2014/02/20 13:51

新岡さま
ご回答ありがとうございます。
米マツはお勧めしないとのことですね。結論としてはやはりハードウッドにすべきということでしょうか。
工務店からガルバリウムで濡れないよう米マツ部分の上面を覆うなどの工夫をしましょうとの提案がありました。
ただ、以前は船舶などにも使われていたなどの記載もありました。今後、毎年塗装する予定ですが、やはりこのままでは耐用年数に問題があるのでしょうか。

まアさん ( 石川県 / 男性 / 42歳 )

回答:1件

新岡 俊彦

新岡 俊彦
ガーデンデザイナー

2 good

米松は屋外使用には不向きです

2014/02/19 16:58 詳細リンク
(4.0)

ウッドデッキ専門施工会社テクノグリーンの新岡と申します。

ご懸念の米松の屋外使用は、結論から言いますと「不向き」です。特に2階建ベランダの梁材には安全性を考えるとキシラデコールを何回塗ろうが使用しない方がいいでしょう!

20年ほど前に、公共事業での米松製のボードウォーク施工に携わった事がありますが、4~5年で腐り全取り換えになった事があります。
それも、この時は塗装よりず~っと耐久性が期待される防腐剤を注入しました材料を使用しての事です。

この時、米松が採用された理由は建築材料としては、他の木材と比較して耐久性が高いという事でした。
あくまでも雨が掛からない建築の内部構造部材としての耐久性で、雨掛かりになるウッドデッキや、2階ベランダでの耐久性ではありません。

また、塗装や防腐剤の注入は薬剤が行き渡っているところでは防腐効果がありますが、天然の木材は経年変化によりヒビ割れたり、穴を開けたりの加工により、薬剤効果が及ばないところが出てくる為、内部から腐れが発生します。
そういう理由からしますと、床板で使用しようとしているベイヒバにも問題があります。が、構造部分ではないので、腐ってきたら簡単に交換できるので、まだいいかもしれません。

当社ホームページのブログの「腐朽ウッドデッキの取り替え工事」に数多くの例を紹介していますので、その辺の詳細はご覧いただければ判ると思います。
http://www.technogreen.jp/blog/


従いまして、自らに防腐効果がある成分を持つ木材を使用し、腐りにくい設計・施工をしている会社に任せるのが一番かと思います。

またイペ材等のハードウッドは強度も2~3倍ありますので、お問い合わせされた大きさを作るにあたり、十分構造上問題ない梁材サイズ(ざっと構造計算してみました)もありますので、前面に3本の柱で施工が可能です。
細かく柱を建てる必要はありません。

お住まいの石川県や近隣の県にもウッドデッキ施工を専門にしている会社があると思いますので、一度相談をされたらいかがでしょうか?

補足

まア様

現在、屋外で使用する木材としては、やはりハードウッド(ハードウッド全てが耐腐朽性があるわけではありませんが)が最適と思います。

工務店ご提案のガルバリウムで梁材の上を覆うとのことですが、これも一案でそれなりの効果はあると思います。
ただ、この梁材と床板を受ける根太との木組みはどのようにされるのかが一番ネックになるような気がします。

私が今まで腐朽したウッドデッキやウッドバルコニーを見てきた経験からしますと、この木組み部分の腐朽で使用できなくなったのが殆どです。
そしてこの部分を後で塗装するには一度バラさなければ塗る事はできず、現実的ではありません。

今回、工務店がどのような工法で施工されようとしているのか判りませんので、断定的な事は言えませんが、梁材にガルバを屋根材のように取り付けて、なおかつ雨が溜りにくい構造に木組みをするのは至難の業で、細心の注意が必要です。

当社では、腐朽試験結果と実際の施工経験から一番耐久性があると判断している、イペ材を使用して施工するときでも、この木組みに関して水が溜らない構造に設計・施工しているくらいです。

このような観点から、梁材をガルバで覆って木組みをわざわざ難しくするという事に?と思ってしまいます。
工務店に、一度この木組みについて質問されたらいかがでしょうか?

あと、「以前は米松が船舶でも使われたいたなどの記載もある」の件ですが、私は寡聞にして知りませんでしたが、雨に曝される甲板のようなところではなく、家と同じように内部構造材として使用されていたのではないでしょうか?

以上の理由から結論は、ウッドデッキ・ウッドバルコニーでの米松使用は、お奨め出来ません。

ハードウッド
イペ
施工
屋外
ウッドデッキ

評価・お礼

まアさん

2014/03/05 12:59

新岡 様
いろいろとご指摘とご説明ありがとうございます。さらに専門家に依頼してかける費用があればとの思いもありますが・・・
新築にあたり勉強が十分でないまま建築に至り、思いが及ばなかったこともありましたが、完成した住居をケアしてできるだけ長持ちさせ活用していきたいと思います。ありがとうございました。

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