対象:新築工事・施工
初めてご相談いたします。
去年の冬に工務店にて在来工法の木造の新築を建てました。
もうすぐ家が完成してからは1年半になります。
住み始めてからしばらくして、2階の廊下や部屋などほとんどの所に巾木とフローリング間にすきまがあることに気付きました。
重い物などは置いてないのですが、そんなに簡単に巾木とフローリングの間にはすきまができるのでしょうか?
工務店に相談したところ木の乾燥の為、ある程度は仕方がないとの返答で、修理などもできないと言われました。
二階床の構造は、上からフローリング床材、石膏ボード、合板となっています。
原因は石膏ボードのつぶれかと考えたのですが、床全体の平行性は保たれています。
このような場合、修理はできないのでしょうか?又、どのような方法があるのでしょうか?原因はどのような事が考えられますか?
すきまは多い所で3-4mmくらいあいています。宜しくお願いします。
なお、一階は隙間はあいていません。外断熱の床下エアコンのシステムで床下・壁内・屋根裏は常時乾燥状態にあります。
APRIL4さん ( 山梨県 / 男性 / 33歳 )
回答:1件
巾木とフローリングの隙間の原因について
東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
ご相談は現地を見ずには安易に回答すべきではない内容ですが、APRIL4さんの冷静な文面に対し、とりあえず言える範囲でコメントさせていただきます。2階の壁下には梁が通っていることが多く、隙間の生じにくい場所です。その梁がたわんだか、あるいは壁下に梁が無いため、局所的に隙間が開いてしまったというならともかく、2階全般で隙間が開いているというお話には違和感を感じます。あとはフローリング材が暴れのかなり大きい無垢材で、施工的に逃げを大きめに取ったというくらいしか思いつきません。確かに工事的には、床下地→壁下地→床仕上→巾木→壁仕上の順が通常で、もし巾木を下げるとその範囲は壁仕上げも全部やり直すことになりがちです。
第三者に現地を直接見て評価してもらうべき、かなり悩ましい状況と思われます。
以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 大沼 徹
- (東京都 / 建築家)
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
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