木質パネル工法住宅のリフォームについて

昭和５８年築の住宅ですと旧耐震基準で出来ている建築ですので、現在
の基準にどれほど適合するのか調査をしないと判りませんが、木質パネ
ル工法ですと住宅メーカー独特の工法で工業化認定住宅であると思われ
ますので、一般建築家では判断できないと思われます。壁を壊しての
リフォームを考えるのであればその住宅メーカーに相談するのが一番安
心出来ると思います。案外と自分の希望のリフォームが出来る事もある
かも知れません。

年代的には基礎に鉄筋が入っているとは思いますが、
少し古い木造住宅のようですから、耐震的な部分で心配が残ります。
少なくとも、現在の木造住宅の耐震的な考え方は、
この数年で大きく変わっていますから、補強金物などのについては
やはり弱い建物だという認識はもたれていた方が良いと思います。

さて、耐震的な問題は少ないという前提でお話しします。
木質パネル工法とは、いわゆる２x４工法のことでしょうか？
いまでは、木質パネル工法といっても、在来工法の改良型もあるので、その早い例（または、それに改修している）であるならば、間取り変更も比較的楽にできます。
ただ、年代的にはおそらく２x４工法のことだと思われますが、
２x４工法だとしても、必要な補強を施すことで、壁を抜くなどの改造は可能です。
２x４工法の構造をよく知っていらっしゃる設計者、工務店に計算してもらって下さい。２x４工法といえども、結構自由になるものです。
全面的な改修は金額的にもご負担でしょうから、まず、必要とお考えな部分でご検討されたらいかがでしょうか。
また、部分的に構造をいじるのであれば、その際に構造体の状況の確認もできますから、構造的な補強をされることもお勧めします。
ただ、今年６月の建築基準法改正でいろいろ混乱している部分があり、法制度上ということになると明確にご回答できない部分があります。

ブロッサム様はじめまして
アトリエイグレックの佐野と申します。
木質パネル工法というのは、メーカーによって多少の違いがありますが具体的には枠組壁工法（ツーバイフォー）に近い工法で工場で壁や床をパネル化し現場で組み立てていきます。
法改正によりこれらの工法もツーバイフォーの一部となりました。
代表的なメーカーとしてはミサワホームやエスバイエルなどがこれに該当します。
場所によっては取れない壁はありますが間取り変更は可能です。
ツーバイ系の建物は天井の懐があまりないので、天井上げるのは期待できませんが、『２階天井を勾配なりに』というようなことは可能かも知れません。いずれにしてもは構造図のをみてみないとなんともいえないので、メーカーから構造図を取り寄せたほうが良いでしょう。
ミサワならホームイングという風にメーカー直営の増改会社があるので構造図取り寄せるとそこから連絡があるかも知れません、工法のこともよくわかっているので、そこに頼むのもひとつの選択肢です。

ブロッサム様 はじめまして！ AAプランニングの青木恵美子です。

ご質問内容を拝読しておりまして、いつも考えている事を思いました。
新しく住まいを求めるとき、まず「この場所で生活したい！」と思う気持ちも大切かな・・と思います。建物ばかりに目がいきがちですが、その前にきっとこの場所に住みたい！という思いがあるのだと思います。その意味では、今回ブロッサム様は周辺環境を気に入っていらっしゃる場所に土地或は建物が見つけられて幸せな事だと思います。場所性 大切だと私は思います！

そこで本題のリフォームのご質問ですが、他の建築家の方がご回答のようにツーバイフォー工法でも場合によっては、壁を含むリフォーム可能です！ ただしツーバイフォーに強い方かメーカーに確認した方が良いですね。また法改正もあるますので慎重に！
この物件は、8畳モデュール構成のようですので、構造的には理想的だとも思えます。（プランがわからないので何とも言えませんが。。）
簡単に開放感を得たいのであれば、窓やドアの高さを変えて天井までのサッシやドアにするなど工夫すれば、開放感も出て随分部屋の印象が変わると思います。

詳しい事がわからぬままの取りあえずの回答でご容赦くださいませ。
ステキなお住まいに巡り会えます事をお祈りしています。