対象:しつけ・身だしなみ
こんばんは。高校生一年生の女子です。
私は今月部活の公演会があります。私は男役です。
演技、せりふなどはもう覚えたのですが、問題があります。
メイクです。
私は普段メイクをしません。私の友達の中には遊びに行く時メイクをする人もいますが、私はしていません。
メイク道具は母のものを借りる予定です。
中高一貫校に通っているのですが、中一のときから、舞台のためにメイクをするたびに「けばい」と笑われます。
どうしたらメイクってうまくできるのでしょうか。
練習はしたほうがいいのでしょうか。
あと、私はどちらかというとたらこ唇なので、口紅をつけるとすごく変になってしまいます。だからといってグロスだけにすると、唇がくすんだ色になります。口のメイクはどうすればいいのでしょうか。
しかも目は一重で、真ん丸な感じです。
顔のパーツがぽん、ぽん、ぽん、と顔についている感じで、よく童顔といわれます。タヌキに似ているとよく言われます。
男役なのでそこまでばっちりメイクする必要はないのですが、今回は笑われたくありません!
回答よろしくお願いいたします。
いぬねこさん ( 神奈川県 / 女性 / 15歳 )
回答:2件
保志エリカ
女装専門美容家・女装士
-
女装専門美容家・保志エリカが回答いたしますヽ(´▽`)/
いぬねこさんはじめましてヽ(´▽`)/
女装専門美容家の保志エリカと申します。
早速ですが回答です。
唇について
唇専用のコンシーラーというものが現在売っています。
その肌色のコンシーラーでまず唇と顔の境目を消すように、唇全体を顔の色と同じにします。
そしてそのあとローズ系のリップで全体にではなく細く見えるようにリップを塗ります。
グロスは膨張するようにみえるので唇が厚くみえてしまい逆効果なため、グロス系リップではなくマットのものにしましょう( ̄▽ ̄)
アイメイクについて
目を切れ長に見せるようにアイラインを引きます。
黒のリキッドタイプのもので少し長めに目尻に引き、もしもできるなら目ガシラにも鼻に向かって少しだけ引きます。
ノーズメイクについて
鼻筋を作ると顔が男性顔に近くなりますので、鼻筋を白いコンシーラーかファンデでまっすぐ眉間から鼻先まで付け、あとは軽く手でなじませます。
舞台ということなので、かなり濃いめにつけてもこのポイントだけであればケバくなることはありませんよヽ(´▽`)/
シャドー等を使って男性顔をつくるのはとても難しいので、この3点に重点を起き、まゆなどはそんなにいじらない方が良いかと思います。
女性が男性役とはとても楽しそうな舞台ですねヽ(´▽`)/
舞台成功祈っていますヽ(´▽`)/ヽ(´▽`)/
また何かわからないことがございましたらいつでもご連絡いただければと思いますヽ(´▽`)/
保志エリカ
いぬねこさんとメイクの方向とは逆ですが、よかったら参考になるかもしれませんので
メイクのビフォーアフター、ご覧くださいヽ(´▽`)/。
HP→http://jososhi.com/
評価・お礼
いぬねこさん
2013/10/10 19:48すごく早くお返事いただけてうれしいです。
少しお金がかかりそうですが、しょうがないですよね・・・・・・
今度こそ頑張ってみます!!
回答して下さってありがとうございました!!
またよろしくお願いいたします。
星 輝明
パーソナルスタイリスト
-
洋風にするか、和風にするか・・・
いぬねこさんへ、ヘアーメイクの星です。半年以上たってしまい、タイムリーな回答とはいえませんが、もし部活を今でも続けていて、次回公演の参考にしていただければと思い、アドバイスをさせていただきます。
舞台の男役ということで説明していきますが、まずベースになるファンデーションの種類は、2種類あります。舞台用は一般に比べてカバー力が高く、汗や水に強いドーランと呼ばれています。このドーランを使うかどうかは別として、
舞台の大きさ、照明機材の有無、観客席の大きさなどを考えて、化粧の濃さを決めていくほうがいいと思います。ストレートプレイと呼ばれる芝居でもメイクはナチュラルに見せていますが、目元や眉などはかなり強調しています。ミュージカルや、ショーなどの要素が多い舞台であれば、汗に強いドーランが必要で、しかも目元口元にメリハリをつけ、時にはつけまつげをつけたりもします。
2種類のドーランですが、油性のスティックタイプと、水性のパンケーキがあります。油性のほうは普通のファンデーションを濃くした感じで、それほどテクニックはいりませんが、水性のほうは水を含ませたスポンジで塗り、水の量によって微妙に仕上がりに変化が出ますから、少しテクニックがいります。水性のほうは、マットに仕上がり、やや、和風に仕上がります。舞台の役どころと、内容によって使い分けるのが基本ですが、最初はスティックをお勧めします。
お母さんの化粧品を借りるとありましたが、まず使えないと思ってください。それはお母さんの使っている化粧品が、女性用の肌色だからです。
男性の顔を作る場合まず、肌色を濃くします。そのために使う色は女性用の一番濃い色かアウトドアー用の日焼け肌に見えるベースが良いです。
舞台用のファンデーションは濃い色がたくさんそろっています。専門店にしかありませんが、都内、近辺であれば、舞台衣装を扱っている店や、生地屋さん、バレエ衣装を扱う店にはあると思います。
ファンデーションは、化粧水、下地の後スポンジなどで顔全体に伸ばしておきます。
次に男性の顔を作るポイントですが、骨格、鼻筋、眉、まぶた、額、あご、もみ上げなど、チェックしていきます。中でも眉は太くストレートに(一般的な役として)まぶたは狭いほうが良いので、難しい場合はアイプチ等で修正しておきましょう。鼻筋は、眉頭から鼻先に向かって、細く濃いペンシルか、茶系のスティック(ファンデーションの1種)でまっすぐに伸ばして描いてみましょう。(鼻を高く見せてくれます)洋風の顔立ちにしたいときには、鼻先にハイライトを入れておくとより高く見えます。
舞台の場合、大まかな色は大事ですが、アイシャドーのようなゲラデーションはほとんど効果がありません。気をつけるのはラインです。眉、アイライン、チークの影のライン、もみ上げ、額の生え際など、最終的にチェックをして、メリハリをつけるといいでしょう。
ファンデーションの後はルースパウダー(粉白粉)をパフにとってたっぷりとつけておきます。このパウダーは少ないと、後で化粧崩れがしてきますので、気をつけてください。パウダーの後はポイントをチェックして、色、ラインを足していきます。目元であれば、黒のアイペンシルかリキッドアイライナーで、5ミリ(かそれ以上)くらい外に引いていきます。このくらいしないと舞台での存在感は薄くなります。
リップはファンデーションより暗めのダークブラウンや、オレンジブラウンなどをつけ、ティッシュでよく抑えておきます。(唇全体に、ファンデーションではじめに塗りつぶしておく)
グロスは舞台ではあまり多用しません。一般的なグロスは舞台照明が当たったときにずるずると、唇の輪郭の外側まで落ちてきます。ショーなどで使うグロスはラッカータイプのものでコーティング力が違います。
ヘアーは自前かウィッグを使うと思いますがそんなに難しくはないと思います。
衣装は、特に肩のラインは大事です。肩パッドで強調しておくのもいいでしょう。
話が変わりますが、T塚の舞台はご覧になったことはありますか?今年100周年を迎えるT塚は世界でも珍しい、女性だけの集団です。さらにどの舞台の中でも、最もヘビーな舞台メイクをしていますが、それには理由があります。2000人以上入る客席の後方からでもわかるようにメリハリのあるメイクをしています。ショーの場合、上のまぶたに2枚、下には1枚の付けまつげをつけてます。かなり重たいはずですが、普段の自分の1・5倍の目の大きさに見せて、存在感をアピールしています。男役でも、ブルーやパープルのアイシャドーに濃いピンクや真っ赤なリップをつけるのも独特です。最初に観劇すると、まず違和感を覚える人がいますが、慣れてくると、この舞台メイクこそが、T塚だと納得していきます。女性が演じる男役にファンは、理想の男性像を思い馳せますが、男そのものを期待しているわけではありません。女性の男役でいいのです。T塚の男役の所作や極意などは見ていて、楽しいものがあります。ぜひ機会があったらごらんになって見てください。
まとまりに欠けるアドバイスになってしまいましたが、参考にしていただければうれしいです。
補足
個人的なことで恐縮ですが、T塚は仕事の関係で、ここ10年くらい、すべて観劇をしています。退団して今は女優になった人や、現役の生徒(現役の間はそうよばれます)さんたちに聞くと、毎回、役のイメージに近い、理想の役者の写真をそばにおいて、メイクの参考にするそうです。演技も、メイクも形からまねてもいいと思います。
そしてメイクが終わったら、必ず、立ち上がって、5メートル、10メートルと離れた位置から自分のメイクした顔を確認してみてください。そうして、プラス、マイナスをしてください。
次回公演が決まりましたら、ぜひご連絡ください。舞台メイクのテクニックや、化粧品、ツール等ご協力を惜しみませんので・・・
評価・お礼
いぬねこさん
2014/05/18 09:25詳しいご回答ありがとうございます。
私は今年から音響にまわることになったのですが、後輩にメイク指導をするときの参考にしようと思います。
補足の欄、すごく興味深いです。
また、質問させていただくかもしれませんが、その時もよろしくおねがいいたします。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A