対象:体の不調・各部の痛み
こんばんは
72歳の母の病状について相談させてください。
3年ほど前に膀胱ポリープとのことで内視鏡にて手術をしました。
その後3ヶ月ほどして腹部に痛みを感じ、病院へ行きましたが、経過は順調で問題ないといわれました。
しかし、痛みがましてきたので他の病院へ受診して、検査をしてもらいましたが、
異常は認められませんでした。
胃カメラ・大腸がん検診・婦人科・泌尿器科・神経内科
MRIもとりましたが、問題ありませんでした。
他の大学病院でもこれだけの検査をしてもわからなければやりようがないとまでいわれてしまいました。
持病として、10年前より糖尿病の薬をのんでます。
日々、痛み止めを飲んでますが、ほとんどきかず出かけるときには硬膜ブロック注射をして出かけますが、半日くらいしかもちません。
現在では半日寝込んでおり、痛み出すとトイレの便座に座っている格好が一番らくなようです。
いすにはおひざをしなければ座れません。
排便時も痛みがあり、ほとんど日常生活をおくれません。
本人も病名もわからず、病状はどんどんわるくなっております。
せめて痛みだけでも取り除いてあげたいのですが、
よろしくお願いします。
0818あーちゃんさん ( 神奈川県 / 女性 / 45歳 )
回答:1件
奈良 修次
鍼灸師 臨床検査技師
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痛みを軽くする入浴法を紹介します参考になさってください。
痛みはご本人しかわからない大変につらいものです。
お母様の腹部痛はポリープの切除が引きがねになっているようです。
MRIをはじめいろいろな検査をおこなっても痛みの原因がわからない痛みの軽減にHSP入浴法をおすすめします。
この入浴法はHSP(ヒート・ショック・プロテイン)という体にとって健康を維持するのにとても大切なタンパク質を増やす入浴法で、痛みをやわらげる作用もあります。
入浴方法
1.浴室を温めて、お湯の温度を測り41~42度のお湯を水位みぞおち位にします。
2.20~30分入浴して体を温めます。
・お湯がさめないよいにフタを活用します。
・追い焚きができるなら追い焚きします。(温度計でお湯の温度を確認します)
・体がさめないように肩にタオルをかけます。
3.入浴後、タオルを体に巻き横になり15分間体を保温します。
回数
1.3日から5日にかけて毎日行ってみてください。
2.痛みの軽減程度によって入浴間隔を調節してください。
注意
1.脱水に注意してください。入浴前後には十分に水分をとってください。
2.水位をみぞおちより上にすると心臓や肺を圧迫します。
3.熱のある時や体調の悪い時は無理をしないで行わないでください。
4.浴槽から出る時や立ち上がる時にふらつきに注意してください。
5.お母様がお一人で行わないでください。
6.痛み以外に疾患がある場合は主治医にご相談の上で行ってください。
あーちゃんさんもお忙しでしょうが一度お母様に試してもらってください。
お母様の腹部の痛みが少しでもやわらぐことを願っております。
なら愛語堂鍼灸治療院院長 奈良修次
補足
HSPの働きやHSP入浴法の詳細には、HSPを長く研究されておられる前愛知医科大学医学部准教授の伊藤要子先生の著書《「ヒトショックプロテイン」があなたを健康にする加温生活》をおすすめします。
評価・お礼
0818あーちゃんさん
2013/05/21 21:21お返事ありがとうございます。
ふと考えると常に腹痛が頭にあったために、最近はゆっくり入浴もしていなかったような気が
します。痛みのことばかり考えて、体の負担にならないように早めに入浴し、体を温めるまでは行かなかった様に思います。
今回はわらをもすがる思いでメールを送りましたので、即実践をしたいと思います。
入浴後はタオルを体に巻き横になって休むのですよね。体が冷えてしまいそうな気がしますが、大丈夫でしょうか?
参考サイトも確認したいと思います。
どうもありがとうございました。
奈良 修次
2013/05/22 10:14あーちゃん様へ
痛い刺激は交感神経を緊張させて患部の血流を悪くします。血流が悪くなると、低体温を作り痛みを増悪します。このようなサイクルで痛みの慢性化が形成されます。
入浴の目標は痛みを緩和することで、リラックス、血流促進、エンドルフィン(脳内モルヒネ)の分泌です。
お母様に負担とならないようにまずは口腔温(舌下温)38度をめざして入浴を試みてください。
タオルはバスタオルをご使用ください。また、保温をうまくする方法として、アルミシートをバスタオルの上に覆う方法があります。アルミシートであれば使用後汗を拭きとるだけで洗濯はいりません。アルミシートは通販で購入できます。
追伸
保温時の覆うシートと別に体の下に敷くマットとして樹脂製の敷物を何か用意されると洗濯ものが少なくなります。
保温が終わりますと、冷たい飲みもを差し上げてください。
なら愛語堂鍼灸治療院院長 奈良修次
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