頭金の集め方について

マネー住宅資金・住宅ローン 2007/08/13 19:08

はじめまして。
中古マンションの購入を検討しています。
希望エリアはほぼ確定し、今からマネープランを考えるという段階です。

ネット上の住宅ローンシミュレーションで年収から計算すると、
借入額の目安は\3500万程度でした。
希望としては\4500万〜\5000万クラスのマンションを購入したいので、
頭金がどれだけ＆どうやって用意できるかをこれから考えたいと思っています。

そこで、2点質問なのですが、
【Q.1】
具体的には、実家の両親（大阪）や田舎の祖父母（東北・九州）などに援助をお願いすることになると思うのですが、
どのような「頼み方」をしたら良いものなのでしょうか？（こちらが用意するべきモノ、段取り手順など）

【Q.2】
大阪の実家には1億相当の土地付き戸建住宅があり、
そのうち3分の1は長男の私名義に生前贈与済みだそうです。
残り3分の2は父名義と母名義で半分ずつ、私には弟と妹がいます（3人兄弟）。
なので、実質的には総額の3分の1の、さらに3分の1が私の持ち分という計算になります。

実家にはまだ両親が住んでいる状況ですが、
この資産（またはその一部）を、頭金として使うことはできるのでしょうか？

以上
簡潔でけっこうですので、教えていただけたら幸いです。

資金計画相談、ローン選定、契約注意点の相談、購入後の家計診断、保険の見直しについては、1式でFPさんに依頼したいと考えているので、わかりやすく相談にのっていただける方にお願いしたいです。

よろしくお願いします。

すずけんさん（東京都 / 男性 / 30歳）

回答：2件

渡辺行雄
ファイナンシャルプランナー

頭金づくりの件

2007/08/13 19:18 詳細リンク

: (3.0)

すずけんさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

Q.1について
ご両親への資金援助にあたり、誠心誠意頼むのが一番です。
下手な小細工は不要です。

尚、直系のご両親や祖父母からの住宅取得資金贈与につきましては、税法上の特例があります。

具体的には、両親または祖父母からの住宅取得を目的とした資金贈与につきましては、５５０万円までは贈与税課税されません。

ですからご夫婦各々がそれぞれの両親から５５０万円（合計１，１００万円）までは、特例の適用を受けることができます。

※特例の適用を認めるかどうかの判断は、あくまでも税務署となりますので、詳細は所轄の税務署で必ず確認してください。

Q.2について
生前に贈与された実家の財産につきまして、当然に権利はありますが、あくまでも共有持ち分となるため、第三者への処分は難しいと考えます。

どうしても処分して頭金に充当したいのであれば、他の共有持ち分の方に時価で買い取ってもらうのが、無難です。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン渡辺行雄

評価・お礼

すずけんさん

ありがとうございます。

Q.1について
「誠心誠意」は、たしかにそうですね。
ぶっちゃけ、お金は出して欲しいが、口出しはあまりして欲しくないというのが本音ですが、納得はしてもらいたいと思っています。
一緒に不動産屋に訪問するとか、一緒に現地周辺を見学するとか、色々やるべきことはありそうですね。

Q.2について
やはりそうですか。
ここ1年〜2年の間に、弟・妹も独立して実家を出る予定があるため、両親が実家を処分して、もう少しコンパクトな住居に移る可能性があります。
それまで待つという選択肢もありますね。

質問やお悩みは解決しましたか？解決していなければ...

※あなたの疑問に専門家が回答します。質問の投稿と閲覧は全て無料です。

大石泉
ファイナンシャルプランナー

ご両親等からの資金援助について

2007/08/15 14:28 詳細リンク

すずけん様

お世話様になります。ファイナンシャル・プランナーの大石泉です。
お問い合わせいただき、ありがとうございました。

頭金の準備や住宅ローン計画など、資金計画は悩ましいことと存じます。ご希望のマンションを納得のいく資金計画でご購入ください！

以下、ご回答いたします。

【Q1】ご両親や祖父母様からの援助について。

ご両親等からの住宅資金援助を受けるには３つの方法があります。「もらう（贈与）」「借りる」「共有名義」です。いずれの方法も高額の資金援助ですから、思いを込めてご両親等へのプレゼンテーションを行ってください。以下はポイントです。

● 必要性の明示：なぜ、新しく住宅が必要か。なぜ、そのエリアでなければならないか。
● 資金計画の提示：購入希望価格。自己資金額。借入可能額と返済プラン。どうしても不足する金額。

「どうしても住宅が欲しい。自分でも努力するが、どうしても不足額があり援助して欲しい」と素直に真剣にお話しなされば、きっと資金援助が叶うのではないでしょうか。

※ご参考までに、住宅資金の贈与に関する特例について。
ご両親等からの住宅資金贈与のうち550万円までが非課税となる特例は、現在なくなっています。利用可能なものに「相続時精算課税」があります。詳しくは、国税庁「タックスアンサー」をご参照ください。http://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/zouyo.htm

【Q2】について
ご実家のすずけん様の持分のみを現金化するのは難しく、先の渡辺さんのご回答どおりです。また、生前贈与されたご両親の意図なども考えたく、【Q2】に関しては、ご両親やご兄弟と、将来的なことも含めて話し合われてはいかがでしょうか。

以上です。
ご参考にして頂ければ幸いです。