キッチンの床材（フロアタイル）の色について

住宅・不動産住宅設計・構造 2013/01/24 04:27

はじめまして。
キッチンの床材の色で迷っています。

・リビングはならの無垢床、キヌカという自然塗料で塗装することにしています。
・キッチンは、リクシルのホワイト（艶なし木目調）、天版はステンレス
・対面キッチンでつり戸棚（木で造作予定）
・数年以内に背面収納を造作予定（面材はベニヤでよい、木目を生かしたいのでウォールナット色の引き戸収納にしたい）
・照明はダウンライト
・北欧系、ファクトリー系のインテリアが好きです。

子供がキッチンに立つこと、共働きでメンテナンスをきちんと行える自信がないことや、普段キッチンが水浸しに近いこと（苦笑）、
けれど安っぽくはしたくないこと。
以上から、サンゲツのフロアタイルを選択しました。

リビングは無垢床にするので、思い切って「木」とは違う質感の「石目調」にしては？と考えています。

色決めで大変迷っていて、相談させてください。
初めは、黒っぽいイメージでいたのですが、
ベージュ系のやわらかい印象もなかなかよく見えてきて・・・

キッチンの面材の白、そして造作予定の濃い茶色、その中間に位置する床材は、二つの中間色がいいのか、それとも黒で締めたほうがいいのか・・・

この床材の経年変化と特徴を踏まえて、
ぜひアドバイスをお願いします。

まいまいままさん（北海道 / 女性 / 34歳）

回答：1件

三竹忍
建築家

黒い床のポイント

2013/01/24 10:35 詳細リンク

: (5.0)

まいまいままさん

初めまして、Ｍ設計工房の三竹忍と申します

色あわせは、かなり悩むところですね。
キッチンは毎日使うところですので、あきのこない組み合わせを目指したいですね。

1.黒を使う時には、黒の比率が重要なポイントになります。

まいまいままさんの場合、白系と木目系の組み合わせですので、
床に黒を使われると、落ち着きのあるナチュラルな雰囲気になると思います。

また、フロアタイルの石目調ということですので、
真っ黒ではなく、ダークグレーの雰囲気になるのではないでしょうか

2.黒のメリットとしては
「シャープ」「重厚感」「他の色を生かす」
デメリットは、
「狭く感じる」「ほこりがめだつ」です。

他の色との組み合わせで、黒を引き立たせるか、
黒で引き締めて全体まとめるのがインテリアで使うポイントです。

3.ベージュ系は合わせやく、まとめやすく、あきのこない、
明るい感じのライトナチュラルの雰囲気になります。
ベージュ系と白と茶の組み合わせは、合わせやすく安心する色合いです。

ベージュ系のメリットは
「柔らかい」「やさしい印象」「合わせやすく、色のストレスを受けない」
デメリットは、
「アクセントがない」です。

色は主観によるところが大きいです。
リビングダイニングとのバランスもあると思いますが、
黒の床で引き締めるのは、いい感じになるのではないでしょうか。

フロアタイルの劣化や色の変化はほとんどないです。
掃除もしやすいですので、水廻りや汚れやすい床などには機能的です。

参考になれば幸いです。
良い家になりますように

Ｍ設計工房三竹忍