対象:心の病気・カウンセリング
39才の男性です。結婚を将来は考えて 付き合っていた女性と 別れました。理由は、好きでしたが、私の置かれている状況を考えて さようならを切り出しました。 それは、自分が今、債務整理で弁護士に 借金返済中 で 貯金も始めたばかりで しばらくは結婚ができないからです。彼女は、付き合う時から もう30才だし 結婚して子供が欲しいと話していました。 その願いに応えてあげられない 為に、自分から 別れをしました。
それは 後悔してませんが、自分が情けなく、この先明るい未来がないかと思うと辛いです。
デンゼルさん ( 千葉県 / 男性 / 39歳 )
回答:1件
国府谷 明彦
厚生労働省認定 産業カウンセラー
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あなたは何をどうしたいのか,それが大事です。
こんにちは。カウンセリングセンター聴心館 国府谷です。精神医学や脳神経科学をベースに認知行動療法を中心とするカウンセリングをしています(医師法における診断・治療行為は致しません)。
デンゼルさん,将来を考えてつき合っていた女性と別れて失意を感じ,未来に希望が持てないと言うことなのですね。お気持ちお察しします。
これからお話ししたいと思いますが,限られた文面からの情報でお話ししますので,適切でない部分があったら申し訳ありません。
デンゼルさんの頭の中にあるのは,状況ですよね。現実と言っても良いかもしれません。自分の周りにある状況が許さないから結婚できないと考えて,彼女に別れを言った。でも,ここでよく考えて下さいね。「債務整理中」とか「貯金がまだほとんどない」というのは,実際の現実です。「彼女が30代」というのも現実ですね。
でも,こうしたことから「結婚できる状態にない」というのは,じつは現実ではありません。デンゼルさんの頭の中で作られた現実です。ここでは,それを現実ではなく「想定」と呼びましょう。実際には,「想定」を現実と思い込んで行動している人が多いのです。
「今日は雨だから出かけられない」という人がいます。「外は雨」というのが現実。でも,出かけられないというのは,現実ではなく「想定」です。その気さえあれば,出かけることはできる。たとえ,台風のような嵐でも。
相手の女性は「借金返済中でも良い」と思っているかもしれない。一緒に苦労をするのがうれしいと思うかもしれない。価値観は人によって違うから,十人十色です。あなたの価値観で決めつけてしまってはいけない。もしかして,「今までつき合った女性は,借金があったらいや」というかもしれないが,この先,デンゼルさんが巡り会う女性が,「一緒に苦労をしたい」という可能性も大いにあります。
要するに,客観的な事実は現実としてそこにありますが,それから「想定」をふくらませて,それにふりまわされることが大切なのではなく,自分がどんな未来を作り出したいのかが大切なのです。デンゼルさん自身が「借金に押しつぶされる人生を送りたい」のか,「夫婦で苦労しながら借金を返し,その先に幸せをつかみたい」のか,そのストーリーを決めるのはデンゼルさん自身です。決して,周囲の状況ではありません。
【補足に移ります】
補足
どんな状況からでも自分自身の人生を作り上げていくという観点を持って下さい。あなただけの人生です。自分で作り出していきましょう。幸せを祈っています。
評価・お礼
デンゼルさん
2012/12/30 20:43心が楽になりました。そう言ってくださりありがとうございます。
(現在のポイント:-pt)
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