対象:新築工事・施工
喫茶店を300坪の借地に建築する予定です。建築坪数は40坪の1階建て。後は駐車場となります。総工費は5600万。5600万は一番初めに施工業者から提出された金額ですので今後、本設計に入り、そこから価格の交渉となります。設計料は7%。
駐車場が整地されていませんので、整地費用と浄化槽の費用と外構で1000万近くの見積もりです。設計料の7%の事ですが、浄化槽や整地費用に関しても7%の設計料をお支払いしなくてはならないでしょうか?出来るだけ初期投資を抑えたいので
その部分の設計料を低めにしてご協力お願いしてはいけないでしょうか?
shiozawaさん ( 大阪府 / 男性 / 59歳 )
回答:2件
設計報酬について
横浜の設計事務所です。
設計・監理は、人件費(+技術料と経費)です。
本来、総工費の○○%というのは意味がなく、どれくらいの時間をその仕事に
費やしたか(もしくは費やす予定か?)という所から算出します。
工事の一部分を抜き出して議論しても見当違いの方向になります。
これは国土交通省告示15号で決められています。
http://www.icas.or.jp/kenchikushiho/gyoumu.html
http://www.icas.or.jp/download/pdf/kenchikunushi_leaflet.pdf
http://www.icas.or.jp/download/pdf/gyoumu_housyu.pdf
どれくらいの作業量を求めるかによっても設計料は変わるでしょうが、
設計・監理の人件費を削る場合には、その分だけ求める事も減る事になります。
どれくらいの設計料が妥当なのかはその物件にもよりますが、おおまかな
作業量の目安は上記のリンクからわかると思います。
設計事務所と直接契約していれば、VE提案(工事費用の減額設計)も
してくれますし、相見積も取れます。
減額が必要な場合は、それで工事費用は減るでしょうが設計の作業量は増えます。
(その作業を設計の内容に含んでいる事がほとんどですが)
どのような形が結果として良いかは、上記のリンクなどで調べていただくのが
一番良いかと思います。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
回答専門家

- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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樅木 貞夫
建築家
-
業務内容の確認できる契約となるのでしょうか?
ご質問の文面から推察いたしますに、
1:新築ですね?よってその建物に応じた資格をもった建築士による設計、確認申請、工事監理が必要になると考えられます。よって建築士(一級建築士、二級建築士、木造建築士)がこの工事に関わります。
2:このとき工務店が、設計監理業務も請け負うなら、建築士事務所登録をしていなければなりません。(ええ加減にやってる場合もありますが。)
3:設計施工一式で工務店に依頼されるようですが、設計監理契約はどうなっていますか?
質問者様と、工務店から紹介された建築士事務所との間での契約であろうと、工務店名の建築士事務所との間での契約であろうと(上記2)、しっかり設計、工事監理契約を結びましょう。(これもええ加減なケースがあります。)
4:設計監理契約を締結するとき、その事務所の所属建築士が重要事項説明をしなければなりません。この中でどういう業務を行うのかが明示されます。
5:この重要事項説明は契約前に行うのですが、はんこを横において、もう後戻りできない雰囲気のなかで説明をうけることもよくあるようです。できれば契約までに時間がある状態で納得のいく状態で、はんこ押してください。
さて、設計監理料のことですが、これは人件費+事務所経営の経費+特別経費+技術料です。・・・が現実は、技術料が無いケースが多い。近場で普通の物件なら交通費等の特別経費も無し。事務所経費は概ね25000円~15000円/人日程度でかかわる人により幅があります。
本来どのくらいの技術レベルのひとが、何時間かかるかで計算するものですが、わかりにくいので、簡易計算として工事費の何パーセントという言い方が一般的に使われます。
以上は予備知識ですが、
7%の金額でなにを行うかは、わかりません。外構、整地、浄化槽に設計手間が少ないとはいえ、設計しなくてよい、ほったらかしという訳には行かないし、一方工事費は安いけれど、設計に手間のかかる部分もあります。延べてならして、7%ということでしょうから、もし設計料をカットなさりたいのであれば、業務内容の明細を出してもらって、たとえば「CG作成は2回でいい。試案と最終。」とか「模型はいらん。」とか「電気図にこんなにかからんだろう。」とか、打合せすることになります。(そういう打合せのなかで理解が深まり、設計する側も、やるべきことはやらざるをえなくなります。)
補足
しかし、設計監理する立場から申し上げますと、基本設計して、デザインして、詳細図かいて、構造と設備を整合させ、工事監理を通じて意図通りのものを実現させるのに100日程度はかかるものとおもいます。ただ、その工事体制において、設計監理者がどの程度のエネルギーを投入してくれるかは分かりません。これは、完成物の比較検討が出来にくい、建築の、特に設計業務のかかえる問題ですが・・・。長い説明になりました。
(現在のポイント:-pt)
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