対象:保険設計・保険見直し
回答数: 3件
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FPから勧められました。
40歳の主人が60歳まで毎月1万円積み立てて60歳以前に解約した場合は元本割れしてしまうのですが、60歳を過ぎると返戻率が120%(66歳の時)以上になるものです。
率としては悪くないのですが、万が一60歳未満で解約した場合、元本割れしてしまうのが気になります。
保険としてはどうでしょうか?
happy_tomoさん ( 埼玉県 / 女性 / 38歳 )
回答:2件

渡辺 美晴
保険アドバイザー
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保険はまず「保険」として考えるべき
こんにちは
保険アドバイザーの渡邊です。
http://www.work-sol.com
私もこの商品はたまに進めます。
ただ、個人の方に貯蓄として解約前提で進めることは一切ありません。
一生涯をカバーできる死亡保障が欲しいが、同時に保険料も節約したいという場合に、終身保険の代りとして提案する程度です。法人向けでも低解約期間はリスクとなりますので特殊なケースのみお勧めするのが一般的です。
一方、保険として考えると、低解約返戻期間が長いほど、保険料を安くできますので終身保険の代わりに検討するにはお勧めの商品です。100歳以上生きる方もたくさんいらっしゃるので、何ともいえませんが、ほぼ一生涯をカバーできる点は終身保険に次いで安心感があります。60歳程度までを低解約返戻金期間としておけば、60歳以降は返戻金額が逆に高くなりますので、介護や大病などで資金が急に必要になった場合にも活用できると思います。
「66歳で120%貯まるから」ではなく「いまの貨幣価値が66歳まで継続すれば、また、支払いを継続できれば120%という数値が現実になる」とお考えください。
雑な回答で恐縮です。詳細な質問などご相談いただくことも可能です。匿名で構いません。
保険コンサルティングオフィス
有限会社ワークソリューション
代表 渡邊
評価・お礼

happy_tomoさん
2012/05/21 11:35詳しい回答ありがとうございました。

渡辺 美晴
2012/05/21 11:53評価頂きありがとうございます。
将来予測は様々ですし、リスクのとり方も様々です。
そこが、最終的には自己責任たる所以です。
いろいろな方からいろいろなお話しを聞いてご自身のリスク感覚というものを
身につけると良いと思います。
またいつでもご質問ください。
専門家のみなさん達とともにお待ちしています!

釜口 博
ファイナンシャルプランナー
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保険で貯蓄することに関するリスク
happy_tomo 様
この度はお問い合わせをいただきまして、ありがとうございます。
保険実務に強いファイナンシャルプランナーの釜口です。
FPから提案を受けられている低解約返戻金型定期保険は、
他の保険商品よりも、費用対効果は高い保険なのは確かです。
(55歳払いなどの方が率は高くなります)
ただ、加入目的が貯蓄であれば、以下のリスクをしっかり理解した上で、
検討してください。
1.保険会社の破綻…個人年金保険などの貯蓄性の高い保険ほど
ダメージが大きい。
http://profile.allabout.co.jp/w/c-15771/
2.インフレリスク…低解約返戻金型定期保険は、固定金利の
保険ですので、今後物価や金利が上昇した場合、お金の価値が
下がりますので、年金額の相対評価も下がってしまいます。
http://profile.allabout.co.jp/w/c-18232/
3.保険料払込期間中の解約元本割れリスク
絶対に解約をしなくていいのであれば、この点に関しては
問題ありませんが、解約をしなければいけないような不測の事態
のことを考慮すれば、保険で貯蓄することは危険。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
http://www.bys-planning.com
よろしくお願いいたします。
評価・お礼

happy_tomoさん
2012/05/21 11:36詳しい回答ありがとうございました。色々なリスクがあるのですね。参考になりました。

釜口 博
2012/05/21 16:16高評価をいただきまして、ありがとうございました。
ライフプランを考えたり、キャッシュフロー表を作成してみた上で、
保険が有効であるという判断であればいいのですが、
「率が他の保険よりいいから・・・」というような提案だとすれば、
FPとしてあまりよろしくはない提案です。
保険はその方の考え方だとは思いますが、諸々のリスクを考えれば、
保障と貯蓄は別々に考えるのがベターです。
ご不明な点などがございましたら、お問い合わせください。
(現在のポイント:-pt)
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