対象:新築工事・施工
建築家の方に設計をお願いして、建築家の紹介の工務店さんに建築をお願いした場合、建築後のメンテナンスや不具合が起こった場合は直接工務店さんに連絡をした法がいいのでしょうか?それとも一度、建築家の方に連絡、相談して建築家から工務店等の手配をお願いするのが普通なのか、どうするのがいいのでしょうか?
この前の話なのですが不具合が起こったので建築家に連絡し建築家の方が工務店に連絡をして頂き、工務店さんが現場を見に来て頂いた所まではよかったのですが、その後工務店からの連絡もなく、建築家からもその後どうなったかなどの様子を伺う連絡もありません建築家の方は建て終わればそれまでなのでしょうか?
tomo_r3さん ( 神奈川県 / 男性 / 38歳 )
回答:2件
新築後のメンテナンス
横浜の設計事務所です。
基本的に工事に関する10年保証の内容は工務店が対象です。
設計に起因する瑕疵の場合は設計事務所が対象です。
ですので、一般的な不具合の補修は工務店に連絡することが
ほとんどで工務店が責任をもって対処します。
ただし、デザインや設計や納まりに絡むことであれば工務店から
連絡があって設計事務所はそれへのアドバイス等の対処をします。
もちろん、いろいろ質問などが付随してあったり、最初から
設計事務所に主導した対応を頼みたいという場合は設計事務所に
連絡しても構いません。
ところで有償メンテナンスなどの場合は、工務店の見積もりには
当然わずかでも利益や経費が含まれるのに対して、そういう場合の
設計事務所の対応は無償で行うことがほとんどです。
そうするとなかなか「仕事」としてこまめに動く事は経営上
難しいという事はあると思います。
結果として、お客さんに不満や不便を感じさせてしまうのは問題だと
思います。
こうした場合の、方法論は業界として構築しなくてはいけない課題
だと感じています。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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伊藤 裕啓
一級建築士
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保証書を確認してください
住まいのe-相談室 建築士の伊藤です。
新築竣工時に渡された保証書にだれが保証をしているかが明記されています。注文建築の場合は工務店が保証を行っている場合が多いです。
保証内容に明記されている項目のメンテナンスに関しては保証をしている会社に連絡を行い対応してもらうことになります。
今回のケースでは設計を建築家に、施工を工務店へと別々に発注していると考えられますが設計上の問題による不具合でない場合は建築家が対応することは少ないと言えます。
補足
これまで扱ってきた裁判などの事例をみると設計、施工を分離発注している場合、不具合が発生した時に責任の所在でもめる事が多いようです。今回のケースではすでに竣工していますが再度責任範囲について設計者(建築家)と施工者に確認しておくとよいと考えます。
(現在のポイント:-pt)
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