対象:新築工事・施工
回答:1件
我が家の延長
物理的な狭さは、それはそれで受け入れぜるえないことでしょうから、
あとはそこを『精神的に狭くない』場所にするということだと思います。
(建物本体をどう作るかというのは、長くなるのでココでは触れないことにして)
それに必要なのは、良い街の環境ではないでしょうか。
例えば、奥さんとケンカをした晩、寝る前に気分転換したい、というときに、
出掛けるのがめんどくさくない距離に良い飲み屋があることだとか、
家事の合間やお昼ごはんの後にちょこっとコーヒーを飲みに行ける雰囲気のいい喫茶店があるとか、
天気の良い日に外で本を読むための、自分の庭替わりに使える木陰とベンチが近くにあるだとか。
気心の知れた友人が近所に住んでいるだとか。
「ちょこっとの気分転換が面倒くさくなくできる」こと。
その街を我が家の延長だと思って使えるか、
それが狭くても窮屈にならないポイントだと思います。
補足
私の場合、土地探しからのかたにはいつもこう申し上げています。
「とにかく、気に入った環境に暮らしましょう。
建物の方は、狭かろうと地盤が悪かろうとローコストだろうと、
なんとかする方法はいくらでもありますが、
街の雰囲気やご近所さんの人柄などは、建築だけではどうにもできないことですので」と。
回答専門家

- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
人間らしい「サバイバル」ってなんだろう?
安心して寄り掛かれるおおきな木のような存在感と、ジャングルジムのような自由さと、楽器のような豊かな響きがある空間。そういうものを、木でつくりたい。
(現在のポイント:-pt)
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