対象:住宅設計・構造
はじめまして。
購入がほぼ決定している物件の地盤について、質問させていただきます。
丘陵地帯を大規模開発した築15年のUR物件です。
ちょうど、物件の建っている場所(ほぼドンピシャ)の地質柱状図がWEBで公開されており、
一連の震災で心配になりチェックしてみたところ、
素人目に、気になる点が見受けられました。
【地質柱状図より】
地盤高(T.P)は140m程度。
孔内水位は無記(斜線)。
13mほどまで表土があり、その下にごく薄く「腐植物」の表記のある表土。
続いて、N値6のシルト・砂質シルトが2〜3m、
N値25のシルト・砂質シルトが1〜2m、
N値7のシルトがおよそ2m、
N値31の砂質シルトが1m強
おそらく谷を埋めたのか、
すぐ隣接するエリアの地盤にはすぐ下にローム層が、
当該物件をはさんで反対側の隣地も、地表より4m程下から
N値40以上の砂礫層が続いています。
また、当該物件は5階建ての低層マンションです。
この地域は、側に断層帯があり、
動いた際のシミュレーションでは震度6弱の可能性があります。
すぐ側に住んで欲しいという両親の要望があり
契約に向け準備も進行中で、今更…とは思うのですが、
この地質では、震災に対して
覚悟をしておいた方が良いのでしょうか?
是非、専門家の方のご意見をお聞きしたく投稿させていただきました。
何卒、宜しくお願いいたします。
補足
2011/06/28 17:10数十m離れた同敷地内に建つマンション(4階)に住む父曰く、
先日の震災 震度5弱の際には、
棚の上の物はほとんど落ちなかったという事でした。
anchiさん ( 東京都 / 女性 / 33歳 )
回答:1件

田口 継道
建築家
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地質に関して
私は構造の専門家ではありませんが、この資料だけでは、耐震性の判断はできかねるとおもいます。13m有る表土の土質が不明ですので、何とも判りませんし。その下にシルト層がありますが、さらにその下の層が不明です。
それよりは建物の基礎、杭がどのようになっているかの方が重要な検討事項とおもいます。おそらくきちんと支持層まで施工されていると思いますので、建物の構造関係資料を確かめることが良いとおもいます。現場を見てないので何とも判断出来ませんが、15年経ってますし、目視して、外部に亀裂等が無く、建物の接する地面に変化が見られなければ、おおよそ大丈夫ではないかと考えられます。購入まえに一応、建築家等に見てもらい判断なされる事を、お勧めします。購入代に比較して大した費用は掛からないとおもいます。以上
建築家:田口継道
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