犬のしつけについて
2007/07/10 22:171歳になるメスのパピオンがいます。最近抱っこをしようとすると嫌がり、唸って噛み付いてきます。抱っこをするとき以外は、おとなしくよく言うことを聞きます。抱っこだけ駄目で怒るとさらに逆上したように歯を剥いて威嚇します。抱っこをやめてなだめるとすぐおとなしくなります。以前から抱っこは好きでなく逃げ回っていましたが、噛むようなことはありませんでした。急に噛むようになったので家族みんな悩んでいます。どのように接して対処すればいいかアドバイスをいただけると助かります。
パピオンさん ( 愛知県 / 男性 / 46歳 )
回答:4件
抱こうとすると噛む
まずは、私のコラムシリーズ「脳の反応と学習について」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/5570
をご参照下さい。
犬は「嫌なことがなくなる行動」を高め、習慣化します。
抱かれるのが嫌で逃げるのも、そのパターンです。でも結局捕まってしまうので、今度は噛むことでその嫌なことをなくそうとしたわけです。
噛むと「抱っこをやめてなだめる」わけですから、それを習慣化してゆくわけです。これを学習と言います。
犬が何故噛むのかに関しては他サイトのコラムに
http://www.animalone.co.jp/magazine/bunbun/12.php
アップしていますので、そちらもご参照下さい。
ではどうするか。解決策は犬との信頼関係を構築することです。抱かれると何をされるかわかったものではないと犬は今感じているのです。それを、抱かれることは別に悪いことではない、いやむしろいいことなんだ、と理解させことです。
そのためには、犬への正しい理解、犬に何かを伝えるにはどうしたらいいかということへの正しい理解が必要です。
具体的には、科学的な知識を有する経験豊富はインストラクターのしつけ教室などに通い、飼い主がそれらを学ぶことです。
愛知には(社)日本動物病院福祉協会認定のインストラクター[[http://www.jaha.or.jp/capp/instructor.html
がいます。
ぜひそちらにご相談なさることをお勧めします。
補足
※今目に見えている問題(噛みつき)の根っこは飼い主との関係にあります。目に見えている問題だけを切り取って直すことは難しいと考えてください。
そのあたりの話はコラム「Q3:しつけトレーニングをせず無駄吠えだけ直せるか」
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/5839
に記しています。ぜひご参考に。
※拙書「犬は知的にしつける」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902584255/
もぜひご一読下さい。問題解決のためのヒントがたくさん記されていますので。
回答専門家

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無理やりはダメ
もともと逃げ回っていたのが噛むようになった。ということは、逃げ回ってる時点で抱っこが好きになるトレーニングをせず、無理やりつかまえていたのでしょうか?
1歳という年齢を考えても、このままではもっとささいなことで噛むようになってくる可能性も考えられます。
診察やトリミング、日常の手入れや、無理な抱っこなど、子犬の時期の何かをきっかけに人の手が嫌なものであるイメージを強く抱いているのかもしれませんね。
普段はおとなしくよく言う事を聞くということですから、ワンちゃんをオスワリやタテで待たせた状態で、体を触る、お中の下に手を入れる、少し手に力を加える、持ち上げる、抱っこする、といった具合にご褒美をあげながら少しずつ抱っこできるようにしてみてはいかがでしょうか?
それもうまくいかないようであれば、全般的なしつけの見直しが必要かもしれません。
一度専門家に直接指導を受けるといいと思います。
回答専門家

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中西 典子
しつけインストラクター
-
抱っこがきらい
抱っこがきらいなパピヨン、実は先日
私のお客さまでも、そういうパピヨンがいました。
しつけセッションをする前は、抱くだけで噛みつかれて
いた飼い主さんも、今ではほとんど噛まれることは
なくなりましたが、それでもやっぱり、抱かれる時は
かなり緊張して、不快な様子です。
実際、私が抱こうとしても、とっても緊張して
噛まれませんでしたが、少し唸り声を出していました。
なぜか、抱かれるのが嫌なんですね。
一つ心配なのは、抱かれるときに、どこか痛みなど
ないだろうか、ということです。
まず獣医さんに診ていただき、関節など悪くないか
調べていただくことも必要かもしれません。
それで、どこも悪くないようでしたが、
何か精神的なことかもしれません。
他ではおりこうのようなので、しつけの基本は
ちゃんとできている可能性も高いです。
具体的な対策としては、抱っこするときには、
必ず何か特別に美味しい、しかも少し大きめのものを
与えて、食べ終わったら抱くのをやめて、
だんだん慣らしていってみるのは、いかがでしょうか。
それ以上のアドバイスは、実際に拝見してみないと
なんとも言えないです、ごめんなさい。

小川 亜紀子
しつけインストラクター
-
なぜ抱っこを嫌がるのか?
抱っこを嫌がる場合、一般的に大きく2つ原因が考えられます。
ひとつは「痛み」です。
小型犬(トイプードル、チワワ、パピヨン、ポメラニアンなど)では最近「膝蓋骨脱臼」がとても多く、それが原因である可能性があります。
もうひとつは、単に「抱き方が悪い(下手)」ということが考えられます。
「抱っこ」は普通に考えれば小型犬なら嫌がるようなことではないはずですが、抱き方が悪いために悪い印象を与え、嫌いになってしまうのです。
もし痛みが原因なのであれば、まず治療してください。
特に体の異常が見つからなければ嫌がらないように抱く練習をして、抱っこへのイメージチェンジをしてください。
「抱っこだけ駄目で怒るとさらに〜」とありますが、このような場合は''怒らないでください。''
“もし自分だったら?”と考えてみてください。
嫌がるものを強引に押し付けられたり、嫌がるからといって怒られたら、嫌なものを好きになれますか?
そんなことをされたら、もっと嫌いになるはずです。
ですから、パピオンちゃんが抱っこを好きになるように、おやつを使って練習してください。
ただしおやつを使うからといって、いきなり抱き上げるのではなく、山田先生が書いていらっしゃるように少しずつ「抱っこ」に近づけていくようにしてください。
抱っこへのイメージチェンジができれば、抱っこが大好きになるはずですよ。
(現在のポイント:-pt)
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