対象:借金・債務整理
どこに質問していいのかわからないのでどなたか教えてください。
父の経営する建設業(従業員は父親の兄弟など身内のみ)が再来月あたりに不渡りを出してしまいそうです。
仕事が全然ないわけではなく今も工事を行っている状況ですが
夏頃に引き当てで借りていた金が返せる見込みがありません。
他の従業員等には一切知らせてませんが、両親は自分名義で借りた金をかなり会社に入れています。
両親ともに倒産等の知識がほとんどないため、倒産→自己破産のような事になると頭を悩ませています。
会社が倒産に至った場合、会社の借金は代表取締役である父や取締役になっている父の兄弟のものになるのでしょうか?
父は兄弟たちに迷惑をかけたくないと言っていますが、実際父にはもう貯金等がほとんどなく
兄弟たちはそのような現状を知らない事もあり、貯金があると思われます。
このような場合、兄弟の貯金等が押さえられる事になってしまうのでしょうか?
また、個人の借金だと任意整理や個人再生等もあるようです(私も詳しくはわかっていません)が
会社の借金の場合にも倒産→破産などをさけるような手段があるのでしょうか?
CATMANさん ( 岡山県 / 男性 / 29歳 )
回答:1件
倒産を回避する方法があるように思います。
建設業経理に携わってきたFP 野口です。
CATMAN様の父上が経営される建設会社が不渡りを出しそうで、倒産しそうだとの事で御心配と思いますが、次の点を確認してください。
代表取締役の父上様が経営責任を負うのは勿論ですが、兄弟である取締役が事情が知らされていないとの事は、大きい問題があります。苦しい状況が知らされていなくもし不渡り→倒産になれば、法的にも大きい問題を抱えます。取締役は、連帯して経営責任があり体外的に知らなかったでは、通らないのです。ご兄弟はキット憤慨なさいます。
従って、資金状況を説明し、兄弟の協力を仰ぐのが今一番優先します。ご兄弟の預金が当面役立つでしょう。兄弟がこれを拒否するとは思えませんが、これを拒否された場合は、取引先は強く非難するでしょうが、法的に差押等は困難と思います。
借入金や手形等の保証は、ご兄弟は多分しておられないでしょうが、代表者(父上)は個人保証されていると思います。御確認ください。この場合は個人財産があればこれの処分して弁済を求められます。
もし、会社がこの難局を乗越え再生する意欲と見通しがあり、支援者がいれば、民事再生と言う法的措置がとれます。
手形不渡りは、2回不渡り出すと銀行取引停止となり自動的に破算、整理解散になります。
このようになれば、父上の預貯金は勿論、不動産も差押・競売など悲惨な状況になります。
このようにならない様、早く対策を立てるべきです。
評価・お礼

CATMANさん
2011/02/06 01:58早速のお返事ありがとうございます。
残念ながら兄弟も保証人になっているのでかなり悲惨な状況になりそうです。
また、零細企業であることに加え、業界全体的に厳しい時代であるため民事再生は難しいようです。
今回ここで質問させていただいた事と、浅いなりにも個人的に調べた事をふまえて
近々ツテのある司法書士の方に相談に乗っていただけるようになりました。
今を乗り切っても倒産は避けられそうにない状況ですが、なんとか乗り切れるよう前向きに早く対策をとれればと思います。
この度は大変ありがとうございました。
回答専門家

- 野口 豊一
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント、FP)
- 代表取締役
不動産の売買、投資をFPの視点よりコンサルタント
独立系のFP、不動産業者とは一線を画し常に第3者の観点からコンサルタント、長年のキャリアと実践て培った経験をを生かします。法律、経済、税務など多角的に論理整然とし、これを実践で生かします。誰にも負けない「誠実性」「洞察力」を発揮します。
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