対象:新規事業・事業拡大
お世話になります。
以前、ネットショップに関して質問させて頂きました者です。
ご丁寧で敏速なご回答をいつも有り難うございます。
アドバイスをもとに、ネットショップ立ち上げ準備を進めておりましたが、
イギリスの商品の中で、日本への独占販売権の許可を頂くことができた
ブランドがあり、ネットショップでの販売だけでなく、
日本のショップ様への卸売りという形でもビジネスが可能かどうかの
質問です。
各ショップへの商談に関しては日本にいるスタッフが行う予定ですが、
もし実際に商談が成立しました場合の輸入に関する注意点などは
ありますでしょうか?
まずは小さなショップへの商談を考えておりますので、決済方法などは
商談での取り決めとなるかと思いますが、通関手続きなどはどのように
なりますでしょうか?
例えば、契約が決まった場合、発注後、イギリスからショップへ直接
商品を送る場合、通関などの手続きは必要でしょうか?
コンテナでの輸入などでしたら通関手続きなどが必要かと思いますが、
私のような個人事業での小規模な出荷の場合はいかがでしょうか?
お返事お待ちしております。
補足
2010/12/08 06:49上記質問後、情報収集をしていましたところ、小口輸入という形になることは分かったのですが、利益が出るビジネスを行う場合、代理店としてのマージンは、通常どの程度なのでしょうか?
もちろんマーケットリサーチで市場にあった価格を設定する必要はあるかと思いますが、
卸売りとして成り立つかどうかの判断基準の一部として、小口輸入にかかる費用・常識的な代理店の荒利率をご教示いただければ幸いです。
londonさん ( 沖縄県 / 女性 / 29歳 )
回答:1件
Rainbow☆Star
ブランドコンサルタント
1
輸入販売に関しての注意点
こんにちは、londonさん
まずは、イギリスブランドの独占販売権取得おめでとうございます。
ブランドを日本国内で育てるにはさまざまなご苦労あるかと考えますが頑張ってください。
契約された商品・契約内容が記載されていないので正確な回答は難しいので参考として
・ビジネススキーム
ショップへの卸販売、ウェブサイトでのダイレクト販売ともに問題無く可能と考えます。
独占販売権を取得されたことで、国内マーケットにおける営業戦略を委託されたものとして理解できます。
・輸入に関しての注意点
輸入・通関に関しては、現在の状況では御社ですべての業務をまかなうことは難しいと考えます。
また、イギリスへの在庫確認・発注後にどのようなルート(空路・海路・陸路)で受入れるかの指示をしてあげないといけません。
まずは、有名な空路物流会社でアカウントを取得しましょう。
FedEx(フェデックス)
http://www.fedex.com/jp/
DHL
http://www.dhl.co.jp/ja.html
※アカウントを取得しますとイギリスに御社アカウントをお知らせすることで事務所まで配達してくれます。
運賃は後払いで請求されます。
国内宅配便のように使用できますので便利です。
・UKからの直接配送について
実際の物量によって、経路が変わると思いますが輸入責任者としての通関・輸入責任はございます。
小口輸入の数量が理解できませんが、はじめは代行会社に委託されることをお勧めします。
商品の最終納品場所を指定することで直送は可能です。
※ヨーロッパからの輸入ですと運賃・輸送期間には注意が必要です。
・代理店利益
ここでは、卸先の利益確保について述べます。
まずはじめに、市場競争力のある価格設定。その設定価格の70%税別では納入したいところです。
販売量が期待できるところは個別商談として
その納入価格から輸入経費・販管費を引いて利益が残るか。もしくは幾ら利益を確保するかを試算して頂くと良いと思います。
また、税務からですと
卸販売利益=10%、一般小売販売利益=20%です。
ご参考にして頂ければ幸いです。
評価・お礼
londonさん
2010/12/10 07:24お世話になります。
ご丁寧かつ分かりやすいご説明を頂き、誠に有り難うございました。
上記アドバイスの通り、ネットショップからのダイレクト販売とショップへの卸販売の2路線でプランをつめていきたいと思います。独占販売権に関しましては、予想外でしたので、もう少し下調べをしようと思います。
なお、日本未発売のブランドということで、セレクトショップを中心にアプローチしようと思いますが、ブランド育成に関するアドバイス・注意点などがありましたら、ご教示ください。
Rainbow☆Star
2010/12/10 10:10ブランドとは
他社同カテゴリーなどと比較し、価値やサービスを区別するためのあらゆる概念だと言えます。
まずは、そのブランドの歴史的背景・特徴・優位性を客観的に評価し、優位性があるブランドポジションをまとめましょう。
それらブランドポジションを伝達するメディア、ウェブサイト、消費者経験、意思、思想などが加味され、結果として消費者には当該サービスに対し、出来上がるイメージが知名度となり、ブランドとしての価値を左右します。
日本国内未発売商品をブランディングしていく上では、消費者との接触点(タッチポイント,コンタクトポイント)が重要と言えます。
接触点は、業種によって様々ですが、メディア(テレビ・雑誌・宣伝広告・ウェブサイト・口コミ)、店舗、製品、車両、コールセンター等。接触点ごとに伝えられる内容、対象、規模、モード(一方向、双方向等)、時間特性等、全てをできるだけ統制して効果的に演出することです。
まずは、「ブランドプロミス」を確立してください。
ブランドプロミス=そのブランドが保証している(と消費者が思う)品質、機能あるいは価値
アドバイザーとして、ブランド経営・マーケティング支援も可能でございます。
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(現在のポイント:-pt)
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