不倫の責任は不倫の当事者のみにあります。

砂時計さん、こんにちは。
弁護士の水嶋一途です。

さて、ご質問にお答えすると、不倫関係は、法的にいえば「不貞行為」という損害賠償責任の対象となる行為に当たります。
夫婦の間には基本的な義務としてお互いに「貞操」を守る義務があります。
「不貞行為」はこの夫婦の貞操を侵害することになるので、損害賠償という法的責任を負うことになるのです。
砂時計さんのケースでは、不貞行為の当事者である相手の男性と砂時計さんが相手の奥様に対して法的な責任を負うことになります。
したがって、砂時計さんのご両親・ご家族が責任を負うことはありません。

しかし、男女の問題、特に不倫に関する問題は、被害感情や復讐心などが先に立ち、不倫をした当事者のみならず回りの人達を巻き込んで大事になるケースがよく見受けられます。
その結果、相手（砂時計さんの場合には、相手の男性なのか奥様なのかはわかりませんが）から砂時計さんのご両親、ご家族に連絡があり、道義的な責任を取るよう話があるかもしれません。
したがって、ご両親らが紛争に巻き込まれないよう、ご両親らに「自分たちが関知する問題ではない」と対応してもらうよう、砂時計さんからきちんと事情を説明しておく必要があるでしょう。

砂時計さんの今回の行動は、不倫関係にあった相手の方やその奥様に対する様々な複雑な思いの中で、砂時計さんの熟慮の上での行動であっただろうと思います。
砂時計さんの複雑なお気持ちも理解できますが、よく考えて行動しなければ意図せずご両親などのご家族を無用に巻き込んでしまう恐れもあります。
今後は少し冷静に対応されるとよろしいでしょう。
少しでも砂時計さんのご参考になれば幸いです。

◆◆・・・・・・ ・・・・・・◆◆
弁護士相談なら一途総合法律事務所（東京都港区南青山）
〒107-0062 東京都港区南青山1-3-1
パークアクシス青山一丁目タワー1009
TEL:03-3470-3311 FAX:03-3470-3377
ホームページ　http://www.ichizulaw.com/

当事務所の運営する離婚相談専門サイト
「離婚弁護士 相談Online（運営:一途総合法律事務所）
ホームページ　http://www.rikon-lawyer.com/
◆◆・・・・・・ ・・・・・・◆◆