対象:ペットの医療・健康
RE:セルシン or デパス
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犬でも高齢になると痴呆が起こり、夜鳴き、徘徊などの症状がよく見られます。
当院では夜鳴きを抑えるために抗不安薬や鎮静剤を用いることもありますが、効果に個体差が大きいことや高用量で投与すると危険な薬もあるため、必ず獣医師が診察をしてから、体重に応じて薬を処方します。
セルシンは犬では抗てんかん薬、抗不安薬、麻酔前投薬、食欲刺激薬として広く用いられていますが、毎日投薬を続けると作用時間が短くなったりあまり効き目がなくなってくるため、長期的には用いられないのが一般的です。
デバスは作用機序としてはセルシンと似た薬ですが、動物ではまだあまりメジャーな薬ではないと思います。従って、安全性や効果、用量について詳しいことがわかっていません。
どちらの薬も用量を間違えると重大な副作用を起こす危険性もありますので、ご自宅にあるお薬を犬にそのまま与えるのは大変危険です。
セルシンもデバスも人の薬ですので人の薬物代謝を基に作っている薬です。
犬では代謝の仕方も体の大きさも大きく異なるため、動物病院では錠剤を割ったり粉にして分封したりすることで用量を調整します。
薬の種類によっては、人のお薬の1錠が犬が本来飲むべき容量の何十倍だったということもあります。
人では見られない副作用が犬で見られる事も珍しくありません。
ですから、薬はご自宅にあるお薬を投薬するのではなく必ず獣医師の処方を受けたものを投薬しないと思わぬ事故につながることがあります。
夜鳴きはご家族にとっても大変な問題だと思います。
是非一度お近くの動物病院にご相談されてみて下さい。
評価・お礼
ell061 さん
ありがとうございます。
市川橋の刈や動物病院がかかりつけです。
刈や院長にぜひ1度診察をして頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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19歳になる柴犬を飼っています。
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ell061さん (東京都/56歳/女性)
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