退職後の 失業保険と教育訓練給付金 併給受給について

JACCA日本キャリア・コーチング協会の高御隆です。

退職して資格取得の勉強をされる場合、一定の要件を満たせば、
失業手当(基本手当)と教育訓練給付金の両方を併給して受けられます。


ご質問の内容を拝見しますと、
今回はじめて教育訓練給付金を申請されるようですので、

教育訓練給付金の支給を受けるためには、
現在の勤務先で少なくとも1年間の雇用保険の被保険者期間(支給要件期間)が
必要となります。


退職後1年以内に、厚労大臣が指定する「教育訓練給付金対象コース」の受講を開始し、
指定コースを修了されると、退職後でも教育訓練給付金の支給を受けられます。

注意点としては、ご自身がお考えの資格習得につながる通学or通信コースが、
厚労大臣指定の教育訓練給付金対象コースかどうか?必ず確認し、コース申込み時に
教育訓練実施機関に給付金申請したい旨申し出ることを忘れないようにしてください。


ご相談者様にとって「一番有利な方法は?」とのご質問ですが、

教育訓練給付金の支給額は、
授業料(入学金を含む)の20%(但し、上限10万円)となっています。

ですから、50万円の指定コースを修了されると、
50万円×20%=10万円となり、最大金額の支給を受けられることになります。


最後になりますが、退職後の資格取得は、
資格の勉強に集中できるメリットがある半面、復職が難しくなるリスクも伴います。

目指される資格や難易度にもよりますが、退職せずに資格取得の勉強と両立させることが、
低リスクという意味で一番有利だと私は思いますので、その点も慎重にご検討なさって下さい。

ご相談者様にとりまして良い道が開けますように応援申しあげております。
頑張って下さい。

JACCA / 高御隆


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