対象:住宅設計・構造
野平 史彦
建築家
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「背割れ」の意味
unione_felice様
木材の芯部は乾燥し難く、乾燥した時に木材の辺部と芯部の含水率が平均化していないと、建物が建った後、徐々に乾燥が進むことで狂いが生じてしまうので、それを防ぐ目的で柱材の様な断面の大きな材には「背割れ」を入れ、芯部を充分に乾燥させる様にするのです。
120角の柱材を背割れなしで作る事はできますが、それ相当の乾燥技術が伴っていないと、やはり後々「狂い」の原因となります。(杉材は特に乾燥が難しい材です。)
「背割れ」は充分に人工乾燥した材であれば、強度的な心配はありません。
次に、ソーラーパネルの荷重ですが、5kwということは、屋根の相当広い面に設置するものと思われます。屋根荷重はただ屋根の重さだけを支えればいいという訳ではありません。
屋根が重いということは、地震時の水平力に対して壁量をその分多く見込まなければならないということになりますから、必ず屋根荷重を見込んだ設計をしてもらう様にして下さい。
以上、参考にして頂ければ幸いです。
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新築に向けて業者検討中なのですが…
今まで検討してきた会社が背割れなしの乾燥材120×120を売りにしていたところが多かったので今最有力候補としている会社が背割れ18%の乾燥材4.5寸を… [続きを読む]
unione_feliceさん (静岡県/32歳/女性)
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