反対咬合と唇の関係

2009/11/29 21:10

: (; 5.0; )

こんにちは.東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.

早速ですが御質問にお答えします.

唇の形は,前歯の角度や上下の噛み合せ,上下顎骨の位置関係,上唇.下唇の長さと上下顎骨の長さのバランスによって変化します.

つまり,下顎骨が発達し前歯が反対咬合となると上顎骨に対して下顎骨が前方に位置するため正面から見た下唇がへの字型になったり,側方から見て上唇に対して下唇が前方に位置づけられます.
さらに,男性の10代後半は思春期性の成長があり,この成長に左右差があると顔貌が歪む事も少なくありません.質問者さんは,この様な変化により唇に歪みが発生したのではないかと推察します.

この様な歪みを治すために,骨格のバランスや形態を治したり,噛み合せを治す治療は矯正歯科治療が有効です.

したがいまして,質問者さんの歪みがどの程度かは分かりませんが1度お近くの矯正歯科医院を受診される事を御勧めします.治療の際は骨格の改善が必要となる場合がありますが,骨格の改善は矯正歯科の中でも外科矯正と言う手術をともなう治療なります.外科矯正を保険適応で治療できる矯正歯科は顎口腔機能診断施設の認可を持っている歯科医院や大学病院となりますので,該当する医院で説明を受ける方がより効率的でしょう.

以上,取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい.

http://www.hiruma.or.jp