対象:不動産売買
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越境の実務について
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ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
通常、不動産の取引において、取引時点で越境等があれば、
売主が引渡しまでに、越境を解消します。
ただし、越境が解消(地中埋設管や、擁壁の越境等)できないものであれば、
覚書を結んで、将来、建て直し等の際に、その越境を解消することを
約束しておきます。
今回のご相談では、これからの工事であるので、
通常は、隣家の方が隣地内で完結する方法で補強工事を行うべきです。
しかし、補強工事が物理的に単独敷地内では難しい場合や、
費用的に難しい場合には、今回のケースの様に、隣地の協力を
得て工事を行います。
今回、隣家が古くからの付き合いとのことなので、
補強工事に協力して越境に同意しても良いとは思いますが、
その際は、必ず覚書をかわして、将来建替え等の工事の場合に、
今回の越境を、隣家の責任と負担(お金)で解消する旨を
明記しておくのが良いと思います。
将来的に不利益になるかどうかに関しては、
不利益になる可能性はあります。
不動産の取引の際に、何か細かいことで引っかかり、
取引が先に進まないケースがあります。
気にする、気にしないは個人差がありますが、
仮に実害がないとしても、越境されていることを
気にする方の方が多いような気がします。
可能であれば、隣家の方に、越境しないで、
隣地の敷地内だけで対応できる
工法等がないのか確認してみたら良いかと思います。
隣人トラブル等は、問題が起こると解決はとても大変です。
きちんと書面で約束を交わしておくことをお薦めします。
少しでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
さきりん さん
とても判り易い回答をありがとうございました。
相隣関係は難しいと聞いております。
古くからの土地なので、実際境界問題も絡んで大変な思いをしました。(こちらは既に解決済です。)
もう一度、わたくしの土地地下に基礎を補強せずに工事が出来ないのか、出来ない場合は覚書を交わせるのか、確認をします。
どうもありがとうございました。
また、何かありましたら、ご相談させて下さい。
宜しくお願い致します。
回答専門家
- 真山 英二
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
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