住宅資金以外は大丈夫ですか？

こんにちは。FPの大友と申します。

住宅ローンと言えども借金は借金。少しでも少なくしたい気持ち、よく分かります。でも、それで減るはずだった税金が減らなくなっちゃうのも、もったいないですよね。どっちが得なのでしょう？

仮の繰上返済によって約190万円の得になります。今後、住宅借入金等特別控除によって、これ以上の恩恵がなければ繰上返済してみてはいかがでしょう。具体的には、

いくつか注意点があります。ご参考に。

注意点その１：約190万円の計算は下記の仮定で計算した数字であること。

借入年月：2003年3月
借入金額：2000万円
金利：1.5%
返済期間：20年

繰上返済年月：2006年4月
繰上金額：1000万

返済終了年月：2012年11月
当初支払利息総額：3,162,045円
繰上後支払利息総額：1,242,371円
節約利息総額：1,919,674円（約190万円）


注意点その２：せっかくの1000万円もの現金を使って大丈夫ですか？

家族構成が分かりませんが、お子さんの教育資金の準備、あなた様の老後資金の準備、ご両親の老後の生活資金・医療費・介護などの資金的な準備はいかがでしょうか。ご主人の収入は今後も安泰でしょうか。繰上返済しても「今スグ」得になるわけではないのです。

余計なお世話と言われそうですが、こうした面（リスク）を考えて、繰上返済を検討して下さいね。お子さんの教育資金やご自分たちの老後資金とのバランスについては、こちらをご参考下さい。
http://profile.allabout.co.jp/pf/otomo/column/1961.htm


注意点その３：贈与税について別途ご検討が必要です。