対象:マッサージ・手技療法
吉川 祐介
カイロプラクター
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分離症について
思春期の女性に見られる脊椎分離症は、ときに大きなすべり症へ伸展する傾向があるとされます。骨が完全に発育するまでは、進行のリスクがあるので、目標を症状改善と進行の予防とします。
発症後数ヶ月間は、腰をコルセットなどで固定して、骨の癒合を促し、また癒合しないまでも急速に進行することを防ぐのが、標準的な治療法だと思います。
分離症があって、腰を伸ばすような動作で明らかに痛みが強く表れるようなら、運動は控えた方がよいと思いますが、症状のない分離症では運動を控える必要はないとされています。ただし、症状がなくとも継続的に進行していないかどうか観察する方がよいでしょう。
お子さんのケースでは、2月に引き続いて4月に反対側の分離が見つかったということなので、冒頭に述べたようにすべり症に進行する可能性も危惧されます。まだ新鮮な骨折ですから、いまは安定させる時期にあります。痛みを我慢し、進行するリスクを冒してまでバスケを続ける覚悟があるかどうか、お子さんとよく話し合われると良いのではないでしょうか。
分離すべり症があっても、カイロプラクティックや鍼灸で腰痛の改善を見ることは多くあります。もし、リスクを納得の上で運動を続けられるのでしたら、鎮痛剤以外の療法としてこれらの療法をお薦めいたします。
吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア
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