対象:心の病気・カウンセリング
薬剤性の被害妄想
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お祖母様がパーキンソン病で服薬中、幻覚・妄想症状を生じていらっしゃるとのこと、心よりお見舞い申し上げます。パーキンソン病に用いるドパミン促進薬は副作用として幻覚妄想を生じます。
つきましては、主治医に詳細を報告し、処方調整していただく必要があります。神経内科医のみでは対応困難な場合は精神科医も介入した方が良いでしょう。その場合は両科のそろった総合病院が理想的です。
病態生理として、脳内のドパミンの活性が低下すると、無動・筋強剛・振戦などのパーキンソン症状が生じ、ドパミンが亢進すると幻覚・妄想が生じると考えられています。
従って治療としては、症状を注意深く観察し、各薬剤の処方を調整して、両者のバランスを上手に取る必要があるのです。どうぞ宜しくお願い致します。
銀座泰明クリニック
評価・お礼
ランラン2 さん
先生、早速の回答ありがとうございました。
やはり、少量とはいえ薬の影響が大きいですね。
現在、総合病院に通院していますので、主治医に相談して精神科の受診も考えたいと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 茅野 分
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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この回答の相談
80歳になる祖母の事です。
パーキンソン病を患って10年程が経ちます。
7月と8月頃に私が借金をしたのではないか等の妄想を抱き始めました。隣の部屋で誰かに監視されている感じもあったようです。
一旦は落ち… [続きを読む]
ランラン2さん
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