対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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真夏は庇は効果あり
エドはるこさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
太陽は、夏期高度が高く(78°)、冬季低く(31°)なります。
日本家屋の南縁側の半間の庇は、夏の日射を室内に入ることを防ぎ、冬は室内の奥まで太陽光を入れ暖かくすることができます。
先人がつくりあげた、非常に合理的な仕掛けです。
上部の窓の高さは1500と低めなので、450の庇でもそれなりの効果は期待できます。
ただ、ここで言う「夏」とは太陽の位置の話なので、最も太陽高度が高いのは夏至:6月です。
最近では、9月の秋分あたりまで暑いことがあり、この頃は太陽高度は半分下がってしまいます。
真夏は、室内に日射が入ること自体暑く感じられます。
私は、吹き抜けの窓(ハイサイド)には、横ブラインドを良く使います。
天気の良い日は、スラットを調整し、床面には日射を入れず、太陽光を反射して天井を照らすことで、室内を柔らかく明るくすることができます。
夜間は、スラットを閉じると壁の表情となります。
いかがでしょうか。
参考にしていただけたら幸です
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この回答の相談
現在、湘南に自宅を建築中です。
吹抜の窓について質問させてください。
建築中の建物は、ダイニング約7畳が吹抜になっており、天井高が4m強あります。吹抜は建物の東南にあり、南と東にそ… [続きを読む]
困り虫さん (神奈川県/33歳/女性)
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