対象:住宅設計・構造
横山 彰人
建築家
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屋根裏断熱と共に階下の部屋の断熱も見直す
今年の夏は特に暑いので大変でしょう。棟換気もなく天井面だけの断熱であれば、おそらく小屋裏の温度は60度以上だったのではないでしょうか。
質問の内容を見ると断熱対策の逆のことをされていたように思います。
屋根裏の断熱の方法は、先の専門家の回答にありますので、私は別の視点でお話したいと思います。
20年前に建てられた建物の屋根裏に、断熱材すら入ってないということは、階下の部屋の壁の断熱や開口部のガラス、部屋の換気、そして部屋の窓から風が入ってきて抜けていくという通風も、配慮されてないのではないかと考えます。
いくら屋根の断熱をしっかりやっても、開口部については、夏の日射熱を反射するガラスを使ってなければ思うような涼しさにはならないでしょう。
またお隣が塗装工場で空気が汚染されていて、窓さえ開けていられないようならそれは別の問題で、体に悪いほどなのかどうか、専門機関に依頼して調査してもらったほうがいいでしょう。
いずれにしても瓦の屋根に棟換気をどういう方法でつけるのかを含め、しっかりした工務店や専門家のアドバイスをもとに工事をされたら良いと思います。
分からないところがあれば、事務所にご連絡下さい。 横山彰人
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築20年木造2階建ての家に住んでいます。屋根裏に断熱材が入っていない家だったのですが、素人考えで、屋根裏断熱をするつもりで天井裏断熱をしてしまいました。天井裏の通気止めもしてしまった… [続きを読む]
Kebinさん (福岡県/32歳/男性)
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