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対象：企業法務
専門家
法律問題とする前に家族で話し合いを
まず、取締役の辞任は、法律上、会社と取締役の間の委任契約の解除にあたり、本人に辞任の意思がない場合には、たとえ登記がされていたとしても、辞任は無効となります。
そこで、法律上、ご相談のケースでは、ご相談者の方は取締役の辞任の無効を主張することができるものです。
しかしながら、ご相談者の方のお兄様とご両親が相談して手続をしたという場合、特に従前、ご相談者の方とお兄様などとの間に紛争が生じていなかったのであれば、取締役と単なる従業員の場合においては税務上の取扱が異なることもあることから、税務上のメリットなどを考慮して、ご相談者の方のために手続をなされたものという可能性もあります。そこで、確かに法律的には問題となるものですが、法律問題として争う前に、一度ご家族で話し合ってみることがよろしいのではないかと思います。
回答専門家
- 金井 高志
- （ 弁護士 ）
- フランテック法律事務所
フランチャイズとIT業界に特化。最先端ノウハウで支援します
フランチャイズ本部と加盟店に対して、法的アドバイスでのお手伝いをしてきています。また、インターネット関連のベンチャー企業の事業展開のお手伝いもしています。特に、株式公開を目指すベンチャー企業のために、お手伝いができればと思っています。
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この回答の相談
実家の親の株式会社（家族経営です）で取締役をしていました。職務は経理なので取締役といっても名前ばかりです。先日専務取締役をしている兄（長男）がきて「正社員の身分の方がいろい… [続きを読む]
michy55さん （兵庫県/32歳/女性）
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