対象:保険設計・保険見直し
回答数: 3件
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笹島 隆博
医療経営コンサルタント
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保険について
はじめましてクロスロードの笹島です。
結婚して子供のいる方の保険加入の基礎をお話しをさせていただき
ますので、どれがいいかよりもはじめに基本を知って、ご自身で判
断できる力をつけてみましょう。
(1)ご夫婦それぞれが万一のときのお葬式代として100万円から500
万円の範囲で終身保険を準備します。保険料は各社違いますが、
ご主人が長男、次男により、万一のとき実家のお墓に入れるかが決
まります。ご主人が長男なら終身は200万程度、次男なら300万円
位はあっても良いでしょう。
(2)ご夫婦それぞれが病気やケガで入院されたときの備えとして医療
保険を準備します。日本の健康保険制度では医療費の自己負担額が
高額になったとき、一般所得者の場合は月間医療費の合計が限度額
の80,100円を超えた分について高額療養費として、あとから支給
(払戻し)されますので、医療保険として入院日額5,000円から10,000
円の範囲で掛けておけば安心でしょう。
(3)ご夫婦それぞれがガンになられたときの備えとしてガン保険を準
備します。ガン保険についてはその治療法が日進月歩のため、健康
保険の対象とならない自費による治療法が現在増えてきている状況
です。そのため入院治療費のほかに300万円単位の一時金が出るタイ
プに入ったほうがいいでしょう。また、実際にガンになると、殆どの方が
途方にくれてしまいますのでガンの治療開始の際にセカンド・オピニオン
のサービスをしてくれる保険会社のほうが良いと思います。
補足
(4)一家の大黒柱であるご主人に万一があったときに、その後の家族の
生活を支えていくための生活費として保険が必要になります。
この保険の計算方法は、
残された家族の毎月の生活費-遺族厚生年金の月割り額=保険で補填す
べき保険金額(不足金額)になります。遺族厚生年金が概算ですが、一
般的には12万円前後(ご主人の収入により前後します)が万一のとき給
付されます。
毎月の生活費が30万円分必要な場合は、30万円-12万円=18万円
この毎月の生活費の不足金額の18万円から、奥様のパートによる月
収を引くと、本当に不足した生活費の月額がはじき出されます。
したがって、子供が小さいうちはなかなか働けないので、パート収
入が月5万円程度とみると、18万円-5万円=13万円となり、不足金
額の合計は、
13万円×12ヶ月×22年(ご子息が大学卒業までの期間)=3,432万円
となります。
この不足金額を定期保険、収入保障保険、逓減定期保険という保険
で準備することになります。保険期間は22年から30年の間で見ると
よいでしょう。
(5)これから先、一戸建やマンションを購入した際の借入金には、
ご主人に万一があった場合の備えとして、団体信用生命保険という
保険、略して団信が自動的についてきますので、この分を生命保険
で準備する必要はありません。
以上、先に保険のアラカルトを紹介してしまいましたが、保険は慌てて
決して入る必要はありません。
何故なら、保険の内容は決して複雑なものではなく、上記に掲げたシン
プルなものだからです。
上記以上に細かい保険をあまり考えないほうが、あとになって保険貧乏
、すなわち保険料の支払いが生活を圧迫する状態にならなくて済みます。
せかしている保険会社の方の口車には乗らないで下さい。
何故なら組み合わせ次第で保険はいくらでも安く組めますので・・・。
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専業主婦29歳で現在保険に加入していませんが、30歳になると保険料があがるので30歳になる前に保険に加入した方がいい(?)と聞いたことがありますがそうなのでしょうか? 保険会社によって… [続きを読む]
sorekwさん (東京都/29歳/女性)
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