対象:住宅設計・構造
コストパフォーマンスを考えると
ゆたささん、こんにちわ〜。大阪で設計事務所をしています。
タイトルに30坪でとありましたが、ご要望の間取りから家族構成を推察しますと、ベーシックなプランでしたら、充分可能な坪数かと思います。まぁ、部屋は広い方が良いでしょうから、上記に書かれている以外のスペース(玄関・廊下・階段etc)をどうレイアウトするかで、部屋の大きさが大きく変わるでしょう。
> これくらいの大きさだと四角く立てたほうが効率がよくなりますか?
はい、ご推察の通りです。L字にしましてもコの字にしましても、動線(廊下や階段)を、どうレイアウトするかで、述べ坪数に大きな差がでます。30坪をFIXすると動線が長くするだけで、部屋が狭くなってしまいます。ですので、廊下や階段を、リビングに取り込むとかの工夫が、必要となります。
また、地震が発生した場合、L字やコの字の家は、歪(イビツ)に揺れる場合が多く、それを是正しようと思えば、邪魔な位置に耐力壁を設けなければならなくなったりしますので、プランを考えるときは、動線計画ばかりでなしに、構造的センスも要求されます。
四角く建てる住宅は、一概にコストパフォーマンスが高く、安価で丈夫な家が出来ますが、建物の中央部にまで光と風を通す工夫が無いと、薄暗く空気の澱む家になってしまいます。階段や吹き抜けを上手に活用する工夫がいります。
私がプランするならば、コスト的に余裕があれば、L字やコの字にして、動線を短くする方法を考えます。
コストを押さえ気味にして、快適な住空間を得たいのならば、ボックス型の家にして光や風を取り込む工夫を考えます。
> 階段に窓をつけるなどすれば十分な通気性は望めるでしょうか。
はい、可能かと思います。写真は、階段スペースを乗り越えて、光・通気を満足させた例です。
回答専門家
- 福味 健治
- ( 大阪府 / 建築家 )
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
(現在のポイント:-pt)
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