対象:住宅設計・構造
中庭と通風について
ゆたさ様
はじめまして。 サカイデザインネットワークの酒井と申します。
ご新居の完成楽しみですね。
すでに専門家の方々が回答されていますが、構造やコストの面で「四角い家」は確かに一般的には効率よいと言えますが、「中庭のある家」を計画しL字、コの字になることで構造やコストの条件がはるかに難しくなるとは言えないと思います。 設計と施工体制の計画次第でコストパフォーマンスなども解決できることなので、ゆたさ様ご家族のライフスタイル(生活習慣、趣味、新たな住まいでの夢・・)をまず優先して住まう形を考えてみてはいかがでしょうか。
1Fにリビングスペースをご希望されていますので、「アウトリビング」や「プライベートガーデン」として機能する「中庭」の計画はとても快適で魅力的だと思います。 ご質問にある階段の通気は窓をつけることで大丈夫ですが、「中庭」は通気の面でもメリットが大きいと思います。 たとえば中庭へ向けて大きく開放できる計画にすれば、今頃の季節などは、中と外がつながり風が家の中を通り抜け心地よさは抜群だと思います。 風通りを考えることは「エコ住宅」の基本とも言えます。 なお、敷地に余裕がおありとのことですので、「四角い家」でもリビングに続くデッキスペースを少し広めに計画し、中庭と同様に「アウトリビング」を計画することも可能だと思います。
ぜひ素敵なお住まいを実現して下さい。 参考になりましたら幸いです。
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回答専門家
- 酒井 正人
- ( 東京都 / 建築家 )
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
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