対象:しつけ・身だしなみ
若者はしょせん若者です
私は、中小企業経営者専門に、コーチング手法を使ったコンサルティング「経営コーチング」をしていますが、お客様は、もっとも若い方で30代後半です。
また、中小企業家同友会という経営者団体に所属していますが、40代前半でも若いほうに入ります。
つまり、「社長」で34歳という方は、世間的にも少ないのです。
40代、50代の社長が多い中、社長らしい貫禄を出そうとしても、ムリがあると思います。
若者はしょせん若者なのです。
どんなに背伸びしても。
でしたら、若さを不利と考えて打破することを考えるより、むしろ、若さを武器にすることを考えてみてはいかがでしょうか?
特に、相談者様の場合、重厚長大型産業ではなく、IT関連事業とのこと。
有名なIT企業経営者を思い浮かべるだけでも、30代前半という方は、たくさんいらっしゃいますよね。
私は、会社の強みや特徴を表すのに「信用言葉」を使え、といっています。
これは「長・大・多・厚・太…」といったイメージを連想させるキーワードで、会社のキャッチフレーズを表すことで、お客様からの信用を得やすくなるということ。
例として「創業寛政二年、京都福寿園の伊右衛門」(歴史の長さ、京都ブランドへの信頼の厚さ)が挙げられます。
しかし、ITのような変化の早い業界にある企業の場合、それとは逆に「スピード感や発想の斬新さ」を想起させる「若さ」を強調した方が、よいのではないかと考えています。
相談者様の会社に、得意先の大手企業が求めるものは、自社内にはない、そういった感覚ではないでしょうか。
また、年配の経営者が多い業界であっても、心配することはありません。
若い社長が少ないことを逆手に取って、特徴を出すことができるからです。
つまり、目立つ存在になりうるわけです。
補足
これは、経営コンサルタント業界では、特に経営戦略や営業戦略専門という方々の中で、女性はきわめて少ないために、わざわざ女性の経営コンサルタントを探して、講演のオファーをいただいたり、相談に来られる方が増えてきているという、私自身の経験から、申し上げるものです。
「女性だから、女性経営者のことや、女性顧客を相手にしている会社のことが、よく分かるだろう」と、思われるのです。
年配の男性コンサルタントに、貫禄や威厳では、逆立ちしても勝てません。
それよりも、女性ならではの、優しいイメージ、話しやすい感じ、消費者感覚を、前面に押し出すように、しているのです。
All About ProFileでの、私のプロフィール写真でも、ニッコリと笑った写真で、親しみやすそう、話しやすそうな感じを、表していますよね。
服装は、男性なら黒・グレー・紺ぐらいしか、ジャケットの色の選択肢がないので、あえて、グリーンを選んでいます。
相談者様も、年配の男性にはとても着られないような若々しい服装で、「IT企業の若手経営者」というイメージを、演出してみてはいかがでしょうか。
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34歳の男性です。独立して3年が経ち、社員数もふえてようやく事業(ITコンサルティング)が軌道にのってきたのですが、営業先の企業(特に大手)から顔が童顔のせいか年齢よりもかなり若くみ… [続きを読む]
All About ProFileさん
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