対象:ペットの医療・健康
Re:糞線虫
2008/04/20 12:10
糞線虫は人にも経皮的に感染する寄生虫ですが、外界において生存する際に適度な湿度が必要であり、感染幼虫は寒冷、乾燥、直射日光に弱いことが知られています。糞便内の幼虫が脱皮し発育することにより感染源となるため、便は速やかに片付け、室内環境の日照、乾燥保持に気をつける必要があります。
上記のような管理をしっかり行なっていれば感染の確率は低いと思われますが、便が付着した床から間接的に感染する危険性もあるため、完全に隔離を行なう必要があります。外に出して遊ばせたいのであれば他の犬の生活範囲と区切るべきです。
確認として駆虫後に全頭の糞便検査をお勧めします。当院では、ペットの健康維持とこのようなズーノーシス(人獣共通感染症)予防のためにも定期的な便検査と消化管内寄生虫の定期駆虫をお勧めしております。
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