資格取得を含む、総合的キャリア形成を中期的に

こんにちは。キャリア･カウンセラーの土岐優美です。

資格取得を図るのは建設的ですね。せっかく取るのなら、今後の可能性が広がる資格を選びたいものです。資格は選び方次第、活かし方次第ですから。

ですが、どんな働き方であれ、資格がないと就けない職業を除き、資格の有無より、実務スキルが重視されます。資格取得の過程で得た知識、スキルや資格のアピール効果を生かすことはできますが、資格だけで現在の収入以上の収入を確保できる保障はありません。

シュークリームさんの現在の収入、担当業務内容、スキルがどの程度なのかがわかりませんが、現在のスキルで、現在の時給以上の仕事に就く可能性があるのかをまず探ってください。

ご存知のように、同じ派遣会社の他の案件、他の派遣会社の案件によって、時給が違いますから。

結果、新たな契約で少し収入が増えそうでも、現在のままでは収入アップが無理でも、今後も、不安定な派遣スタッフとして働くなら、それ以前に、収入維持、派遣機会の確保のためにスキルアップと企業ニーズに合うスキルの習得が必要ですね。資格取得は、そのキャリア形成の一部です。

資格だけに絞れば、選び方、活かし方は
1.実務経験と関連し、アピール効果を上げる資格(総務担当→社会保険労務士)
2.保有資格のブラッシュアップ
　　現在、銀行業界などでは証券外務員資格取得者のニーズが急増し、資格取得研修、ブラッシュアップ研修を行う派遣会社も。
3.実務経験のない保有資格に類似経験をプラス(幼稚園教諭免許+育児経験)
4.保有資格にプラスして強くする資格(証券外務員+ファイナンシャルプランナー)
3.多様な経験が生きる資格(カウンセラー、コンサルタント)

即収入アップというより、今後の変化に対応できるよう中長期的視点で。
ご健闘を祈ります。