対象:借金・債務整理
繰上げ返済は、慎重に。
チョコ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の繰上げ返済と手元に残す金額の件ですが、今繰上げ返済を実施すると、約33年間は動かせない長期固定の金融商品を購入するのと同じことになります。
確かに、「繰上げ返済」を「長期固定の金融商品」と捉えると、利回りは良いので、老後の安心感は高まりますが、結果として、教育資金が足りなくなってしまったり、車ローンを利用することになってしまったりしたら、本末転倒です。
したがって、繰上げ返済の適正な実行金額を知るには、固定期間終了後の10年、15年、20年固定それぞれのパターンの綿密なライフプランシミュレーションが必要になります。
お子さんをもう一人考えられているようですし、まだお若いので、個人的には、老後資金よりも、教育資金を重視して、繰上げ返済は慎重に考えた方が良いと思っています。但し、チョコ様の場合は、3年固定後の金利上昇リスクをかかえていることは確かです。
なお、繰上げ返済には、「期間短縮型」だけではなく、期間は短縮せず、月々の返済額を軽減する「返済額軽減型」もあります。
また、余裕資金の一部、例えば200万程度を長期分散投資で元本を損なわないようにリスクコントロールしながら、年5%程度で複利運用することを検討しても良いでしょう。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
去年マイホームを購入し借入金2900万、35年ローンの3年固定1.5%、元利均等払いでローンを組みました。主人29歳、私26歳、子供10ヶ月の3人家族です。現在返済1年半目で、1年半後には固定期間終了で金利が… [続きを読む]
★☆チョコ☆★さん (兵庫県/26歳/女性)
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