対象:リフォーム・増改築
奥村 召司
建築家
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床暖房方式もいろいろ
空間設計社の奥村召司です。ちょっと遅いご回答で申し訳あり
ません。他の建築家の方から良いアドバイスが出ているような
ので、私は少し違う視点からお話しさせて頂きます。
先ず、メーカーが床暖房対応としている所謂複合フローリング材
(つまり無垢材ではない)の中には、若干の隙間を発生するもの
もあるということ。若干というのは1〜2ミリ程度ですが普通の方
は嫌がる隙間です。そのことはメーカーも把握しており、カタロ
グにも小さな字で記述されています。大手メーカーの良いと言わ
れている製品でもです。確かに木の床を下から熱するということ
は昔はしなかった訳で、なるほど多少は仕方ないのかと、その事
例を見ながら思ったことがあります。
(その建物のお施主さんはおおらかな気持ちで問題なしと判断さ
れましたが・・)
もう一つ、床暖房方式のことですが、温水式床暖房はランニング
コストが電気式に比べ安価のがメリットですが、最近はエアコン
のヒートポンプ式室外機を使って床暖房を行うという選択肢もあ
ります。エアコンも併設するのであればその方がイニシャルコス
トもランニングコストも有利です。つまり一つの室外機で床暖房と
普通のエアコン暖房を同時に行うという一石二鳥方式で、私が設計
した最近の建物は2件続けてこのシステムを採用しています。
ということで何かの参考になれば幸いです。
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この回答の相談
リフォームの際、床暖房を検討中です。
10畳程の広さでガスの温水式にしたいのですが、
床材で悩んでいます。
無垢材が希望なのですが、熱や乾燥による変形や
隙間が大きく開くのではと不安です。
無垢と合板のメリット、デメリットを教えてください。
宜しくお願いします。
えび蔵さん (徳島県/37歳/女性)
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