対象:経営コンサルティング
社外取締役のメリットとデメリット〔ベンチャー企業〕
社外取締役というのは、通常、取締役会の監督機能強化を目的として選任されるものです。
企業の業務執行と一線を画して、直接の利害関係のない人物が第三者的な冷静な視点で企業の動きをみる役割があるのです。
株主から社外取締役を置くように要望があったということですから、ベンチャー企業がともすると陥りがちな一方向からの視点に業務執行が偏っている危険を感じられているのかもしれませんね。
また、株式公開を目指している企業であれば、新たな一歩を踏み出すためのきっかけが必要な時がきているのかもしれません。
このように社外取締役を置くメリットとして、
(1)第一義的な目的である取締役会の監督機能を強化できるほかに、
(2)戦略・戦術がある方向に偏り過ぎるのを防いだり、
(3)異なる視点から、新たな一歩を踏み出すきっかけを得ることができる
ということがあげられるでしょう。
一方、デメリットについてですが、
社外取締役といえど、意思決定機関である取締役会の構成員の一員。
目的意識や帰属意識の薄い人物が社外取締役に選任されてしまうと、せっかくのベンチャー企業の勢いに向かい風が吹いてしまうこともあり得ます。
社外取締役の選任には、慎重な判断が必要といえます。
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この回答の相談
設立4年目のベンチャー企業を経営しておりますが、このところ株主より社外取締役を置くよう要望がありました。ベンチャーに社外取締役を置くメリット、またはデメリットはあるのでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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