怒りの開放とストレス対処
怒りの開放とストレス対処
ご相談メールありがとうございます。ご自身こと良く客観的に見ていますね。以下参考にしてみてください。
1.怒りを感じた時に“衝動的”“反射的な行動”は取らないようにしましょう。 攻撃的な言動は、周囲は引いてしまい、相手の怒りや反感を呼ぶことにつながり、関係性に影響を与えて問題児扱いされかねません。自分の評価は結果的に下がります。人が嫌がるのは感情的な人の反応です。された相手は傷つく(トラウマの発生)ことになります。そして職場の空気が悪くなります。感情的に反応した当の本人もまたやってしまったと自己嫌悪に陥り悪循環を生み出すことになります。感情的行動は良いことはないのです。怒り行動、不機嫌行動は“環境破壊”公害ということになります。物にあたるのは間接的な暴力です。下手をするとハラスメントとして訴えられることも考えられます。
2.転職よりも現在の職場で自分の行動を改善しましょう。
転職してもそこでお同じ事を繰り返すからです。であるならなじんだ現在の職場できっちり修正して成長して評価されることです。
3.怒りの背景には、自分の思いがあります。責任過強く完ぺき主義であったり、白黒思考であったり、こうあるべきという信念のようなものがあることが考えられます。相手がそれに応えてくれれば問題はありませんが、それに反した行動で、あなたの怒りのスイッチが入る行動を起こすことになります。これだけしっかり自分のことを書けることをみると本来とてもまじめでまわりのことを考えられる人なのだと思います。それだけに、 自分の背景にある考えや価値観を再度振り返りましょう。自己受容すべきかもしれません。
4.これまでの成育歴の中で満たされないことはありませんか、同じようにことを両親から刷り込んでいませんか。心の奥に欲求不満や満たされないものが横たわっているかもしれません。自己受容と言った意味はそこにあります。分かっていても、衝動的に反応してしまうのは潜在意識に刷り込まれている可能性があります。あなたの心の奥のインナーチャイルドが怒りを抱き、そして悲しく、さびしく、泣いているかもしれません。その幼い自分と向き合って対話してみましょう。
5.怒りを押さえる方法ですが
よく言われるのは、6秒ルール。怒りを無理に収めず、6秒だけ我慢する。なぜ6秒か、怒りは瞬間的、衝動的です、その瞬間を押さえるために6秒かかるということです。6秒がどれくらいか時間を計ってみてください。そして、その感覚でたった6秒我慢してみましょう。瞬間的に反応しないことが大切です。たった6秒、その6秒であなた自身が変わるチャンスをつかめるはずです。
6.こうあるべき、という“しばり”はゆるめましょう。ここに縛られている限り、相手や周囲にもしばることを考えて行動することになります。職場ですからある程度のルール、役割という“しばり”というものはありますが、それにとらわれた職場はギスギスしてきます。家庭でも息苦しくなります。自分も息苦しくなりますので、進められるのは「深呼吸」ということになります。6秒に間に1回深呼吸しましょう。手首に輪ゴムを巻いて、怒りが出てきそうな気配を感じたら、ぱちんと輪ゴムで刺激してみましょう。我に返ります。
7.もし書くことが苦手でなければ、どんな時に怒りが出てきたか、モヤモヤすることを書いてみるのも良いと思います。書きだすのも解放となります。
8.普段からストレス発散に勤めましょう。思い切りがポイントです。思い切り運動して汗をかく、思い切り声を出してカラオケする。こうした発散行動が案外に有効です。
まじめで責任過強いあなたが、心をゆるめて、本来の自分を取り戻し幸せ感じられることを祈っています。
回答専門家
- 佐藤寛朗
- ( 心理カウンセラー )
- ミック研究所 理事長
カウンセリングは自分探しの共同作業
カウンセリングを始めて20年以上、カウンセリングの基本的なスタンスは相手に応じて方法論は変えていますが、カウンセリングの妙は一期一会の縁と出会い、そこに不思議な意味を感じています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
約9年間働いている職場での話になりますが
主に性格や考え方を改善したいので
このカテゴリに入れさせて頂きました
自分で言うのはあれですが
元々はイライラしたりすることも全然なくて
損得… [続きを読む]
みょんさん (岡山県/26歳/女性)
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