対象:住宅設計・構造
断熱材の選び方
鹿児島の断熱地域係数は7地域(一部6地域)というカテゴリーになります。
フラット35など厳しい基準で考えた場合でも、グラスウール16kの場合はB種に属し「壁105ミリ」 「屋根・天井155ミリ」仕様は東北・北海道の1・2地域の基準をクリアするほどの高断熱になりますね。
一方で、アクアフォームは、建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム断熱材A種3で、C種に属します。
http://www.flat35.com/files/100512161.pdf
熱伝導率で比べるとアクアフォームのほうが断熱に優れた製品ですが、アクアフォーム吹き付け厚みが鹿児島仕様の場合は、1・2地域基準をクリアした厚みのグラスウールの方が断熱性は上です。
(熱伝導率の数字が小さいほど熱を伝えにくい、断熱性が高い断熱材です。)
気密性はアクアフォームの方が断然優れますが、大工さんの下処理が結構大変なので、アクアフォームマニュアルを把握して頂く必要があります。
http://www.n-aqua.jp/images/catalog/s_manual(151008).pdf
個人的には、幹線道路沿いなど騒音の多い場所に建てる高気密高断熱住宅ならアクアフォーム断熱で、省エネ重視のみなら断熱材の厚みを増したグラスウールという組み合わせが良いと思います。
ご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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